息子が小学生の時の私です。
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朝、通りをランドセルを背負った小学生が1列になって歩いて行く。
それが家の窓から見えると、胸が締め付けられるように苦しくなる。
息子はなんで、あの列の中に入って登校できないんだろう。
なんで、みんなと同じようにできないんだろう。
心の中で涙が流れる
一方、部屋の中には「学校が嫌だ」とぐずって動こうとしない息子がいる。
夫は、ぐずる息子を横目に時間通りに会社に出勤して行く。
今日も私一人で対応するのか。
仕事に行く方がよっぽど楽だよね。
やれやれ、、、😮💨
放課後は、同級生の男の子達が家の前を自転車を連ねて楽しそうに通り過ぎて行く。
隣の家の庭では、子ども達が大きな声を上げ、駆けずり回って遊んでいる。
思わず耳をふさぎたくなる。
我が子は家の中で一人で何かやっている。
これでいいのかしら。
外で元気に遊んでほしいのに。
なんだかみじめだ😢
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お子さんの不登校経験があるお母さんなら、似たような思いをされたことががあるでしょう。
経験者しかわからないこの辛さ💦
中学生になれば、さっそうと自転車通学する制服姿の生徒を見ては
高校生になれば、電車の中で友達と楽しそうにふざけ合う学生を見ては
学校に行けていない息子を思い、私は落ち込んでいました。
ある日、ふと気づいたんですよね。
このまま、進学、就職、結婚、孫、、、
ずっと周りと我が子を比べていても延々ときりがないなって。
我が子はこういう子なんだ。
みんなと同じじゃなくてもいいじゃん。
この子なりの生きる道がある。
そう思えると、気持ちが少し楽になりました。
比べるのは過去の息子と今の息子です。
少しずつでも成長し、前に進んでいることに気づけます。
いつの間にか、人と比べてみじめになることが減ってきました。(ゼロではないよ😁)
残間里江子さん(プロデューサー)と吉永みち子さん(ノンフィクション作家)との対談に素敵な言葉を見つけました。
さすが、人生の先輩です。
深くて清々しい✨
吉永 人って基本的にネガティブ思考に陥りやすいのは、誕生と同時に死に向かっているからだと思う。哀しみをたたえているのが自然な姿。暗部を見ないで明るくいなきゃというのは危うい気がする。暗部を見つつ、それでも明るく生きたいんだよね。
残間 最悪のことも想定して、何が起きても対処できてこそ、ポジティブになれるのではないかしら。
吉永 私の座右の銘は「丙(へい)を丙とすれば丙ならず」
良くないことも潔く受け入れてしまえばなんてことはない、ということで、ある意味究極の癒やしかもしれないね。
(記事より抜粋)
起こったことを(時間がかかっても)受け入れることから
人はまた前に進んでいけるのです