エンジン01文化戦略会議が主催するオープンカレッジが千葉県市原市の大学で開催された。







3日間で様々な分野の約80講座が開かれ、100名以上の講師は著名な文化人ばかりで、マスコミで活躍されている方も多い。


事前にチケットを買って、息子とそれぞれの興味のある講座に参加することにした。


がしかし、当日になって息子は体調が悪いらしく、ぐずぐず言い出す。


究極、私だけでも参加するつもりだったけど、息子も「行くだけ行ってみる」と一緒に出かけた。




私の1コマ目は


『予防も治療もできる認知症のはなし』

(神奈川県の黒岩知事が進行役)


他人事ではない、そう遠くのことではない問題だ。


認知症研究の第一人者とされる先生が最近の知見を話された。


印象的だったのは


運動で一番効果的なのは食事だそうで


玄米ご飯や十割蕎麦などを時間をかけて噛んで、早食いをしないことが脳にも良いそうだ。


また、1日の運動も30.分とかではなくても10分から15分の軽いものでも効果があるとのこと。


“認知症と幸せ”について参加者から質問があった。


そもそも医療の中に幸せをめざすという概念がないので


現在の認知症対応では、その部分が置き去りにされていて


これからは、認知症の人の幸福度を考えていくことが必要ということだった。


認知症が御本人やパートナーや親のこととして


参加者からは熱心に質問が続いていた。





2コマ目は


『起業のすすめ 

〜いろんな働き方』


講師の一人に堀井貴文さん(ホリエモン)がいて、会場は満席で立ち見も出ていた。


ホリエモンさんは、特に起業を勧めるわけでもなく


自分がなぜ起業しようと思ったのか


お金の問題とか人脈のこととか


淡々と話をされた。


子どもの頃から好奇心旺盛で、めんどくさいことを何とか便利にできないかと常に考えているそうだ。


時代は、情報の民主化(誰でも平等に情報にアクセスできる)から宇宙の民主化(誰でも宇宙を行き来できる)へ移っていくそうだ。


考えていることがデカい。


「起業をしようと思っているのですが、何から始めればよいですか?」


という女性の質問に対して


「まずは、やりたいという情熱から。仲間やしくみは後からついてくる」


そんな言葉が印象的だった。


みんながみんな、ホリエモンさんみたいにできるわけではないと思ったけど


会場は若い方が多く、熱気が感じられた。




息子の1コマ目は


『AI時代のハピネス探し』

(講師の一人が脳科学者の茂木健一郎先生だった)




2コマ目は


『SNSは人を救うのか、殺すのか?』




どちらもイマドキっぽい。


息子は詳しくは話さないけど、なかなか面白かったようだ。


4コマ目までチケットを買っていたが、疲れたそうなので2コマだけで帰ることにした。


人の多いのが苦手な息子だけど、興味のある内容だったので、なんとか話を聴けたようだ。




このイベントは年に1回、場所を変えながら地方都市で開催されているそうだ。


テレビで見る茂木健一郎先生や南美希子さん(元アナウンサー)が校舎の廊下に普通にいたのが不思議な感じだった。


林真理子さんも見たかったなぁ(たんなるミーハー)ニコニコ


大勢が集い、なかなか豪華な学びのイベントだった。


私としては、学校教育や不登校、ひきこもりの講座も尾木ママあたりにやってもらいたいと思った。