学校の健康診断で着衣を認めるというニュースがあった。





え?これまで着衣なしで行われていた学校もあったんだ

と逆にびっくりした。

自分の子どもの頃は、健康診断や体重身長測定は、パンツだけだった。

特に内科検診では、上半身裸でお医者さんの前で並んで待って

担任の先生は、お医者さんの側で記録をしていたことをはっきりと記憶している。

小学校3年生からは、担任はずっと男性教師だったので

高学年になると、なんだかすごく嫌なような恥ずかしいような気持ちを抱いていた。

私は小柄で、発育もそんなに良い方ではなかったけれど、少しは胸がふくらんでいたし

胸が大きくなっている体格の良い女子は、もっと嫌だったと思う。

今もそうかもしれないけれど、当時は「嫌だ」とか「おかしい」とか言うことさえなかった、というか許されなかった。

教員をしていた頃は、体重身長測定では体操着を着ていたし、女子の場合は、同性の教師が立ち会うようにしていたと思う。

でも、文科省から通達が出たということは、そんな配慮もなく健康診断が行なわれていた学校があるということだろう。

そのことを夫に話すと、夫の小学生の時は6年生でも

男女一緒にパンツ一枚で並んで体重身長測定をしていたという。

中には、胸の大きい女子が2人いたと、夫はしっかり覚えていた。

信じられない!!!
あきれてしまうゲッソリ

もう虐待の域だ。




学校で当たり前だとされていることは、当たり前ではない。

人権感覚がないとか多様性が認められていないとか

日本が外国から批判されることも多くなり

改めて見直すと、おかしいと思うことがたくさんある。

学校の制服だって髪型だって細かい校則だって、考えてみれば変だ。

時代感覚とのズレを感じる。

息子は、学ランの詰め襟が首に当たるのや化学繊維のシャツの着心地の悪さを嫌がっていた。

感覚過敏のある子にとっては、辛いことだ。

スカートをはきたくない女子だっている。(今はスラックスを選べる学校もあるけど)

部活だって、放課後や土日の参加を強要するのはおかしくないだろうか。

そんなことも学校が辛くなり、子ども達を苦しめていることになっていないだろうか。

感性の鋭い、感受性の豊かな子達は、真っ先に違和感を持つだろう。



学校の普通や当たり前は

普通ではない、当たり前ではないことがたくさんあると思ううさぎ