ビックリした「鮎飯」(30日)
私は一時「鮎」に取り憑かれたように各地の川に通ったことがある、特に千種川はホームグラウンドと言っていいかもしれない、「おとり屋さん」とは親戚づきあいで「祭り」にも呼んで貰うほどだった。とても夫婦だけでは食べきれずに専用の冷凍庫まで買って保存して年末には「飴炊き」や「鮎巻き」等を作り友人知人に喜ばれたのが懐かしい。
人生ままならない物で、20015年秋に毎年「胃」の内視鏡検査を受けている地元の医者に「進行癌」「胃の入り口」で早期に「全摘」が必要との診断で神戸市中央市民病院を紹介された。
それから身辺の整理を急いで行った結果、鮎や投げ釣りなどの道具は昔の従業員で鮎釣りに連れて行ったこともある者にあげた、鮎の釣り竿の値段を知っている彼はビックリしていた、古くない⒑m前後のカーボン竿3本も含まれていたからである。そんな経緯があったヤツが初めて鮎を持って来てくれた。
昔私が使っていた「おとり缶」。


活きた元気の良い鮎5匹、型はまあまあ。


「鮎飯」を作ることにした。我が家の「鮎飯」は「身」と「その他」うぃ完全に分けて、頭や骨などでご飯を炊くための「出汁」を作り、炊飯器米と出汁と綺麗な身を入れて普通に炊きます。




1匹は私が食べる塩焼き、久し振りにはらわたの苦みをしっかりと味わった。久し振りで鮎を焼いた家内も「ひれ」に塩をまぶすことを忘れたみたい。


ご飯が出来ました。



もう数匹有ればネギとぶつ切りにした鮎の味噌汁を作るのですが、そこまで要求するのは無理、特に先日千種川の河畔の「ひまわり」を見に行ったときも釣り人を一人も見ませんでした、彼が釣ってきた川は越知川で比較的上流のようです。
もう食べることは無いと思っていた天然鮎のご馳走、美味しく頂きました。

地元医者の「胃癌」の診察は、1年2ヶ月の中央市民病院での経過観察の結果「誤診」となり現在に至ってます、セカンドオピニオンは大事ですね。