もうひとつのスタート | 息子、中学受験するんだって。〜2021年中学受験終了〜

息子、中学受験するんだって。〜2021年中学受験終了〜

中学受験、勉強とは無縁な子供時代を過ごした親が見た、初めての中学受験の世界とは。2021年、東海地方で中学受験終了しました。

息子の中学受験も終わり、
日常が戻り、
私は晩御飯の作り方を忘れ。笑
ここ一年、ほぼ弁当で過ごしていた息子。
旦那さんは元々出張が多いので、家族で一緒に晩御飯を食べられるのは月に一回あるかないか。
すっかりと息子が自宅にいる生活を忘れてしまっているので、ただいま絶賛リハビリ中です。
残業もせず、
遊びに行った息子とほぼ同時に帰宅し、
慌てて晩御飯を作る。
こんな当たり前の日常も今はなんだか懐かしいです。

息子は4月から新しい生活が始まる訳ですが、
もうひとつ新しい生活を始める人が。

会社の従業員、山田君(仮名)

彼は中卒です。
高校生まで野球に人生を注ぎ、強豪校に入学するも途中で離脱。
その後は…皆さんが想像する通りかと。

親御さんとお付き合いがあり、なんとかしたいと願う親御さんの気持ちを主人が引き受けうちの会社に入って早3年。
最初は目も合わせなかった彼も、(今もです。笑)
何故か息子とは波長が合うのか、
息子が食堂で勉強している横でずーっとスマホをいじっていたり、一緒にコンビニにアイスを買いに行ったり、彼女と旅行へ行ったら息子にお土産をくれたり。

昨年末、主人と私に、
「高卒の資格が欲しい」と言い心底驚きました。

去年、食堂で塾の勉強をする息子と話しているのを片付けながら聞いた事がありました。

山「なんでそんな勉強するの?」

息「なんでだろ?好きだで??」

山「凄いな。俺は全然勉強が出来ん。高校も途中で辞めたし」

息「でも野球できるで凄いが。俺はスポーツが本当に出来ん。笑」

山「勉強楽しい?」

息「でら楽しい。」

山「やっぱ出来ないより出来た方がいいと思う?」

息「それはわからん。笑」

受験前、私が出張の時は息子を塾に送ってくれたり、
息子の合格を知った時はひっそりと喜んでくれた山田。

そんな彼のお願いを主人もいいんじゃない?と了承し、
手続きをし、晴れて4月から通信制高校の生徒となりました。

仕事をしながら勉強するのは本当に大変だと思います。
でも、息子の姿を見ながら自分も何か変わりたいと思ってくれたなら、それって凄い事だなと。

何かに夢中になって、目的の為に諦めずやり続ける事。

息子はこの中学受験を通してそれを経験をしました。

山田は一度諦めてしまったけれど、夢を見て走り続けた経験をしている。

そういう経験って、
きっと大人になってからも自分を助けてくれる大きな財産になるんだろうなと。
息子、本当にいい経験したな!

先日、文房具を買わないと言っていた山田へ、
日能研で貰ったノート5冊と消しゴムが息子からプレゼントされました。
日能研ノートで勉強をスタートさせる山田。笑
袋には、
「お互い頑張ろう。また食堂で勉強しようね」と息子からのメッセージ。

かーさん、ちょっと涙出たわ。

まだまっさらな未来へ向かっていく二人を、
これからも精一杯応援し、支えていかねばと心に誓った母でした。