そう。初めて優しい優しい彼がモラハラを匂わせて来た日の事を記そう。。。

 

 彼は九州出身だ。

仕事で旅ばかりしているが、その時は北九州だかに仕事で行っていた。おそらく。

そして、週末私は九州に会いに行くことになった。

彼の地元は大分の別府の近くだが彼の地元は何も無いので別府に宿泊する予定にした。

 初めて別府に行くことになった私は、まだまだラブラブだったし、浮き足だって九州に向った。

 以前から話を聞いていた彼の友人けんちゃんと食事に行く予定にしていた。

 けんちゃんは彼より3つ上。隣町の不良で今は仕事をしながら彫り師をしている。

 彼はあきらかにけんちゃんの事を下にみている。昔からけんちゃんは彼に寄ってきて彼の真似ばかりするそうだ。

 喧嘩になっても彼がいたらとことん強気になるらしいw

かわいいじゃないか けんちゃんw

 けんちゃんは結婚しているが、彼女が何人かいる。

そのうちの30代のギャルを連れてくると言っていたな。

 ギャルというかバカ女がきた。

けんちゃんとは腐れ縁でけんちゃんに墨を入れてもらっている客でもあるそうだ。

 4人で料理屋に行き、そこから知り合いの飲み屋に行くことになった。

 そしてその移動中の車内の中で事件は起った真顔

 

 私と彼、けんちゃんはそこそこお酒を飲んでいた。けんちゃんが連れてきた女は車の運転があるからお酒を飲んでいなかった。

 移動中 というかお店を出るときからどこの店に行くか話していた。どちらとも知り合いの店だがどっちにするか話していた、その一方の店をけんちゃんが、ヤクザの店だからどーたらこーたら と言っていた。

 彼女が運転しけんちゃん助手席。

私と彼氏は後部座席に乗っていた。

 なんかだんだん彼の様子がおかしくなっていった かと思えば、いきなり後部座席から助手席のけんちゃん目がけ革靴で華麗なキックをお見舞いしだしたチーンチーンチーン

 

 待って!ここ車の中!! いきなり何???

 

 数発キックした後パンチまで繰り出しだしたポーン

 

 で赤信号で車がとまった瞬間に彼が後部座席から降り、助手席のけんちゃんをひきずり出そうとした。。。。

 そんな凶暴な彼だから けんちゃんも降りてこない。

私は あっかーーんと思い、すぐさま車をおり、けんちゃんと彼の間に割って入り殴られるけんちゃんをガードした。

 こんな喧嘩は慣れっこなので私は全く動じないw

 運転席の彼女は もーやめてー!と言っていた。

それは言うわな。

 で私が渾身の力で彼を車から引き離した隙に なんと私と彼を残し彼女は車を発進させた。。。

 

 え?まじ?置き去り???????

 

私達が追いつかないとこまで走って私と彼の荷物を道ばたに置いた。。。

 まぁそこは良かった。。。が

後からわかったが そこは別府の飲み屋街の近くだった。

 で、酔って興奮した彼はスタスタ歩き出した。私は右も左もわからないから ちょっと待ってと小走りだついて行った。

 すると彼が私の方を向き、

「大体お前も、尻軽なんじゃ!お前そーゆー女か!」と絡み出した。。。。

 

 は?何が?どしたどした?????

 

えーーーーー?何?と頭が真っ白になり 私はそこから動けなくなった。 彼は踵を返しスタスタを歩きさっていった。

 

 初めての土地 右も左もわからない。

帰ろう。ホテルに帰ろう。そして 別の部屋を取ろう。こんなクレイジーなやつと一晩共に過ごせない。。。

 

 私はタクシーを探して歩いた。

別府の市街地も一歩路地に入ればまぁまぁ人通りがない。

 

 タクシーを探してうろうろしたが、なんせ道がわからないから大通りに出れない。

 

 くっそー。クレイジーに電話するしかないか。。。。

私は電話した。どうせでないだろうと思い電話した。

 

 予想に反しクレイジーは電話に出た。ちょっと落ち着いていた。で、なんとか彼の言う場所まで行った。彼は一人でスナックに入っていた。。。。

 そのスナックの表に出ていて、私がついたらまだブツブツ念仏を唱える様に文句を言っていたが、もうラチがあかないから機嫌直して と下手に出てお店に入った。

 当時は私も何がなんだかわからず、お互い猫も被っていたし下手に出ることもできた。 

 今なら店の前で殴り合いの喧嘩でもしてただろう。ニヤニヤ

 

そこからなんとなく仲直りし、てか仲直りというか私達は喧嘩する理由もないし 彼がなぜか私の事をあばずれ呼ばわりしただけだ。

食事をしていた時に何かが気に入らないのだろうと薄々感じていた。

彼は けんちゃんがヤクザの店だからと ヤクザにイモを引くような発言をしたから怒ったって言っていたけど、そうではない。後にわかったことだが、食事の席でけんちゃんがすごい勢いでハイボールを飲んでいて、私はそこまで飲めなかったから、私のハイボールをけんちゃんのコップに移したのだ。焼き餅焼きの彼はそこで怒りのスイッチが入っていた。。。。 

 けんちゃん ごめん!!私がいらないことをしたばっかりに滝汗

 

 その日彼の豹変ぶりを見た私の頭に警告音がなった。

 

この人やばいですよ~ きっとやばいですよ~ っと。

 

でも もう遅かった。私は彼に惚れていた。

そして 普段はとてもやさしかった。その当時は!!!

 

 後日談。その半年後か1年後にけんちゃんから聞いた話だ。

 その日けんちゃんと彼女は私達を置いて帰路についた。

が、その車中でけんちゃんと彼女も喧嘩をした。

 けんちゃんは彼女をおろし 飲酒運転で帰ろうとした。

と、巡回中のパトカーに止められそうになり、振り切って港の方に逃げたそうだ。

 で、港に車を置いて海に飛び込んだらしい。

で、運悪くテトラポットに顎をぶつけ 意識を失い朝まで海に浸かってたそうだ。運良くテトラポットに引っかかって。。。。 が、顎を切って8針縫ったそうだが。。。

 けんちゃん 死ななくて良かったね~笑い泣き笑い泣き笑い泣き

 

 その旨を笑いながら私に報告してきた彼。

彼は今迄も何度となくけんちゃんを血祭りに上げていたそうだ。 それでも彼に寄ってくるけんちゃんって相当なマゾなのか?

 血祭りにあげた理由を聞いたら 飲み屋でお前呼ばわりされたから と言っていたがけんちゃんはあなたより3つ上!!許してあげて~~~。。

 

 何にしても激しい彼。流石に今度こそはけんちゃんが可哀想になって これからは優しくすると誓っていた。

 

 確かにそれから1年以上たつが けんちゃんは殴られていない。ウインク

 

 マンガみたいなほんとの話www

 

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