5月13日、Open AI社が新たなAIモデル「GPT-4o」を発表した。言語処理能力がさらに向上したり、日本語を含む非英語圏言語のテキストの改善など、さまざまな進歩が見受けられます。

 

Hello GPT-4o

 

AIにより日本語の処理能力が向上すれば、メディア記事やブログ向けのライティングも容易になるでしょう。以前からもAIライティングで執筆を行えたけれど、そのスピードと質がより高まるイメージです。

 

最近では、SEO上位化に向けたコンテンツ作成やヒントも手に入るようになりました。SEOとは、検索エンジンに理解されやすいようにWebサイトの内容を最適化し、上記の検索結果に表示させることを指します。

 

つまり、検索エンジンで上位化されやすいようにコンテンツ生成を行えるということです。

 

ブログに置き換えると、大部分をAIライティングに任せて生成されたテキストに対して、自身で文言を追加したり、AIに誤字脱字チェックをしてもらうなど、記事作成の効率化を図れます。

 

そこで疑問に思ったことは、今後のブログにおける価値についてです。

 

結論としては、いくらAIが発展したとしてもブログを読む人はいるし、その価値も大きくは変わらないです。むしろ、AIの発展によりブログの書き方が多様化されるため、記事の新しい書き方や需要が生まれてくると思います。

 

しかし、誰もが簡単に長文を書けるようになれば、当たり障りのない記事や誰もがわかることの価値が下がることは簡単に想像がつきます。

 

今回はAIライティングの発展により、ブログで重要となる要素を考察していきます。補足として、AIを活用したブログの書き方以外の要素に絞った要素を対象としています。

①経験値

前提として、メディア記事ではサービスや事業内容をもとに記事を書きますが、ブログは個人の経験を共有することが多いです。ブログにおいて、その人の経験ベースの内容は言わずと知れた重要な要素です。

 

私の場合は、「英語学習、海外大学、シンガポールやベトナムへの移住経験」をもとにブログを書いています。いずれも自身が経験したことがベースですので、それをAIで完全に模倣することは不可となります。

 

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日頃からさまざまなことに取り組んだり、面白い経験を増やしておくことは、この点からも重要性は増していくでしょう。

②専門性や実績

前提として、AIライティングによりその分野の素人であっても専門的な内容を生み出せるようになりました。そこで重要になることは、誰がそのテーマについて、述べているかです。

 

例えば、「個人が行えるお金の稼ぎ方や貯め方」をテーマとします。ファイナンシャルプラナーなどの国家資格を持つ人がこのテーマに触れるのと一般の人が言及するとしたら、多くの人は前者の人に耳を傾けるでしょう。

 

少し極端な例かもしれませんが、AIライティングが発達するほどこの傾向は出てくると思います。専門的な情報のコンテンツが手に入りやすい分、それを活かす上でも、個人の専門性や実力が問われます。

 

私がブログ記事を探すうえでも、その分野に専門性や実績がある方の記事の方が説得力を感じます。特にブログを含めたSNSで集客やオンラインサロンなどをする場合にそれが顕著になりやすいと思います。

 

③個性やオリジナリティ

AIは複合的な情報を組み合わせた文章を容易に生成できますが、個性やオリジナリティを持つコンテンツの価値は変わりません。

 

コンテンツ作成が容易になった今だからこそ、特定の人の記事や考え方を読んでみたいニーズが増すでしょう。

 

これはYoutubeなど他媒体であっても、同じことが言えます。現在では、生成AIを活用することで、自動動画編集、自動サムネイル生成、音声合成など、さまざまな活用方法があります。いずれの用途であっても、発信者・クリエイターの個性が前提にあることで動画がスケールします。