キミを強く抱きしめたら 4 | 青いたんぽぽ

青いたんぽぽ

ぽそぽそと書いてます…
腐なので、ご注意ください(笑)

常に雑食←




「あの…」


どのくらいそのままの体制だったのだろう

櫻井さんの名刺を握ったまま、俯いている俺に櫻井さんが困ったような顔をして声を掛けてきた


「あっ!すみません!」

「いえ。お忙しい中、時間を作っていただいているのですから、こちらこそすみません」

「櫻井さんが謝る必要は無いですよ!仕事なんですから!」


そう、今は仕事中

目の前に座っている櫻井さんは、雑誌のライターで俺に取材をしにきたのだ

名刺を机に置いてから、櫻井さんに向かって両手を振る

そんな俺の姿に櫻井さんは、ふふふと笑い


「噂通り楽しい方なんですね、相葉さんは」


笑ってる櫻井さんは、本当に綺麗で

あの頃のキミの姿を思い出し、胸がとても温かくなった