日曜日の午後 31 | 青いたんぽぽ

青いたんぽぽ

ぽそぽそと書いてます…
腐なので、ご注意ください(笑)

常に雑食←

 

 

これも久しぶりすぎて(^_^;)

 

よかったら、お付き合いいただけると嬉しいです

 

 

前回の続きです

 

 

 

 

 

 

゚*.。.*゚*.。.*゚*.。.*゚*.。.*゚

 

 

 

 

 

 

 

だから、俺のこと好きになってください

 

 

相葉くんに真っ直ぐに見つめれて、そう言われて

 

 

はい

 

 

なんて、言えるわけもない

 

 

…って

 

なんだ、その『はい』って

 

 

オレ、相葉くんが好きなの?

 

確かに、好きと言われてキスされて

さらには、それ以上のことをしちゃった

最後まで…はしてないけど、間違いなくその最後までとなれば、オレが相葉くんに抱かれるんだろう

 

はっ!抱かれる?!

 

いやいや、何、女の子みたいなこと思っちゃってんの?

 

 

「櫻井」

 

急に背後から呼ばれて驚いて振り向けば、上司である長野さんが心配そうにオレを見ていた

 

しまった!ただいま、仕事の真っ最中

あの時のことが頭から離れず、仕事も本当のところ、全く手に着かない状態だった

 

「すっすみません!今…」

 

さすがに新人ではないオレ

こんなことで仕事が手に着かないなんて言ってられない

気を引き締めて、パソコンの画面に向かえば

 

「それは、後でいいから」

「え?」

「少しいいか?」

 

ぽんと肩を叩かれて、隣の部屋を指された

 

何か、オレ、トラブったのだろうか?

 

オレは頷き、椅子から立ち上がると

 

「俺も一緒に行きましょうか?」

 

と隣で心配を押し殺した笑顔をした相葉くんが、オレと長野さんを見ながら言う

 

「ああ、櫻井に用があるから」

「でも、仕事のことなら」

「櫻井に頼みたいから」

 

長野さんは笑顔でそう言うと、もう一度オレの肩を叩いて先に歩き出す

そんな長野さんの後ろ姿を見ながら、相葉くんはオレの耳元で

 

「長野さんに変な事されたら、大声で叫んでくださいね。俺、助けに行きますから」

 

なんて結構マジなトーンで話すから、おかしくなって

 

「こんなとこであるわけねぇじゃん。それに、あの人、そんなことしねぇよ」

「するかもしれないじゃないですか。櫻井さん、すごく可愛いんですから」

 

そう言われて、あの時のことを思い出して、一気に顔が赤くなる

 

「ばっ馬鹿じゃねぇの!」

 

思わず大きな声を出してしまって、みんなの視線が一気にこっちに集まる

 

「あっなんでもないですから」

 

両手を大きく振って

 

「そんなこと今言うな」

 

不機嫌そうな相葉くんに小声でそう言って、すぐに長野さんの後を追った