日曜日の午後 27 | 青いたんぽぽ

青いたんぽぽ

ぽそぽそと書いてます…
腐なので、ご注意ください(笑)

常に雑食←

 
 
 
 
 
食べる?
 
オレを食べんの?
 
ホラー映画みたいに頭からバリバリと……
 
そんなわけないけど
 
今言われたのは、確実にそっち方面
 
しかも、オレが食べられちゃうで間違いなさそう
 
 
「え?」
 
「ふふふ。だって、さっきの櫻井さん。すごーく気持ちよさそうだったよ」
 
 
そう言われて、さらにかぁっと顔が熱くなる
 
 
「なっ何言ってんだよ!」
 
「可愛いなぁ」
 
 
めっちゃ焦ってるオレに対して、余裕な相葉くん
 
それだけでもちょっと悔しいって思うのに、完全に自分の気持ちを読まれていてものすごく恥ずかしい
 
 
「隣に行ってもいいですか?」
 
 
相葉くんは綺麗な笑顔のまま、そんなこと言うから
 
 
「まっまだ、食べてんだろ」
 
「じゃ、食べ終わったらいいですか?」
 
 
そ…そうなりますよね…
 
 
「全部残さず食えよ」
 
「はぁーい」
 
 
まるで語尾に♡マークでも付く勢いで返事をして、相葉くんは食べ始める
 
オレは…
 
全くと言っていいほど味が分からないまま、パスタを口に入れた
 
 
 
「ごちそうになったんで、後片付けは俺がしますね」
 
 
なんて、イケメンの王道のようにささっと片付ける
 
そんな姿をソファの隅っこの方で小さく座りながら眺めていれば
 
 
「そんなに見つめられると、照れちゃいますよ」
 
「みっ見てねぇから!」
 
 
手元にあるクッションを抱きしめて顔を埋める
 
 
もしかしたら
 
もしかしたら、今日、そんなことになるのか?
 
抱きしめられて
 
あんなキスをされたら
 
抵抗できることなんて出来ない
 
 
 
そんなことを思っていると、隣に相葉くんが座った


「お待たせしました」


たぶん笑顔でそんなことを言ってるんだろうけど、顔なんて上げれない


「櫻井さん」


オレを呼びながら、髪に触れる

そして、耳元に唇を寄せ



顔見せてくれないと、このまま食べちゃいますよ