日曜日の午後 22 | 青いたんぽぽ

青いたんぽぽ

ぽそぽそと書いてます…
腐なので、ご注意ください(笑)

常に雑食←






とことんごちそうになり、


「泊まっていきますか?」


なんて言われたんだけど、さすがに初めて訪れた部屋に泊まるなんて悪いから断ったのに


「残念です」


って、本当に残念そうにされて


オレ、泊まったほうがいいの?


なんて思うくらい

別に女でもないから、襲われるってわけでもないし

だからといって、このまま泊まるのもやっぱりどうかと思う


「また、今度な」


そう言えば、相葉くんの顔がぱぁーと明るくなって、両手を掴み


「絶対ですよ!逃げないでくださいね!」

「逃げるって何だよ」

「ふふふ。それは、その時に」


なんて意味深に言われて、言い様のない危機感に襲われた




それからは、何度か休日の度に出掛けるようになり

でも、お互いの部屋に行くようなことは無かった

別に、警戒してるとかそんなようなこともない

ただなんとなく外で会うことが多いし

帰りも部屋の前まで送ってもらうことがあっても


また今度にします


って、言うばかりで

オレの部屋もそーとー片付いているわけでもないから入られても寛げはしないだろう

ただ、部屋に飾ってあるスノードームを見るたびに


見せてあげたいな


なんて思う

貰ったものもそうだけど、他にもたくさんあるから、それらも見てもらいたいなって

相葉くんにもらったスノードームを手に取り


「次は誘ってみるか」


そう呟いて、手にしたスノードームに雪を降らせた