日曜日の午後 18 | 青いたんぽぽ

青いたんぽぽ

ぽそぽそと書いてます…
腐なので、ご注意ください(笑)

常に雑食←








行きましょうか


店から出て、今日はこれで帰るのかと思っていたら、そんなことを言われた


「どこに行くの?」

「櫻井さんは、食べれない物あります?」

「え?いや、ほとんどないけど、パクチーはムリ」

「じゃ大丈夫ですね」

「何が?」

「行きましょうか」

「だから、どこだよ」


ちょっとイラっとしながら相葉くんを見れば、やっぱりにこにこしながらオレを見てる


「夕飯の買い出しです」

「は?」

「寒いから鍋しようかなぁって思ったんで」

「相葉くんの部屋で?」

「警戒します?」

「しねぇーよ」

「した方がいいかもしれませんよ?」

「男に警戒するかよ」

「ふふふ」


警戒するようなことなんて何もない

だいたい、こいつはオレのことどんな風に見てんだよ?

やっぱりちょっとイラっとしながら歩きだす


「どこ行くのか分かってるんですか?」

「スーパーだろ」

「櫻井さん、可愛すぎですよ」

「うっせっ」


完全に相葉くんのペースに巻き込まれているのがわかっているけど、それはそれで仕方ない


「置いていくからな!」


たぶん悪あがきみたいなんだろうなと思いつつ、追いかけてくる相葉くんを見て、思わず笑ってしまった