あもーれ 41 | 青いたんぽぽ

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ぽそぽそと書いてます…
腐なので、ご注意ください(笑)

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「……いいよね?」

 

 

そう言うと、しょーちゃんはびっくりした顔して俺の方を見て、真っ赤になったけど頷いてくれた

 

 

 

 

「ああああーーーーーー」

 

 

もう何度も、部屋の中を何往復もしている

 

 

「俺、大丈夫か?大丈夫だ!」

 

 

独り言がデカいことくらい知ってる…いや、なってる

 

綺麗に整理整頓している部屋とベット

 

いつでも取り出せるようになっている例のモノ

 

 

いよいよ今日

 

そう、今日!

 

しょーちゃんと……

 

 

「やべぇーーーーー」

 

 

にやけ放題にやけてる顔

 

落ち着けって言う方が無理なんです

 

 

 

「くれぐれも、翔くんに迷惑かけんじゃないわよ」

 

 

そう俺にビシッとかあちゃんが念を押して、とうちゃんと旅行に出掛けていった

 

そんなことは分かってる

 

迷惑は掛けないよ?

 

ただね、ちょっと無理させちゃうかもしれない…

 

 

「…なんてね」

 

 

そう呟きながら、両手で顔を隠す

 

もう、頭の中はしょーちゃんとのソレがいっぱいで

 

 

「落ち着け…落ち着け、俺」

 

 

呪文のように何度も何度も繰り返した





「お邪魔します」



緊張を隠しきれないしょーちゃんがちょこんと玄関に立っていて



うおー可愛い……



「何、ニヤけてんだよ」



なんて、ちょっとみあげて言うから


さぁー、俺大丈夫でしょうか?


って、誰かに聞きたい



「中、入れてくれないの?」


「あっ、ごめっ!どっどうぞっ!」



俺も負けずに緊張してるから、慌てふためく


そんな俺をしょーちゃんは見て、くすくすと笑い始めた



「え?何?」


「やっぱり、緊張するよな」


「え?」





オレらにとって、『特別な日』だもんな





そう笑うしょーちゃんはとても綺麗で


俺はそんなキミを抱きしめた