あもーれ 40 | 青いたんぽぽ

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ぽそぽそと書いてます…
腐なので、ご注意ください(笑)

常に雑食←

 
 
 
 
「バレたんだって?」
 
 
弟の修が部屋に入ってくるなり、そう言ってきた
 
 
「え?」
 
「分かりやすいからね、アニキは」
 
 
そう言うと、ベットに腰掛けてオレの方を見る
 
 
「なっ何言ってんの?」
 
「動揺しまくり」
 
「…」
 
「まぁね、薄々気が付いてたんだけどね。その履歴、消しとかないとあぶねぇーから」
 
 
オレの方…いや、座っている目の前のパソコンの画面を指した
 
 
「…見たの?」
 
「この前さ、ちょっと調べものしたくて借りたんだけどさ。マジ、ビビるから」
 
「お前、勝手に見るなよ!」
 
「だってさ、最近ずっとアニキが思い詰めたような顔してたし。弟としては、心配だったんだよ。可愛いアニキが変な事に巻き込まれてんじゃねぇーかって」
 
「変な事ってなんだよ?つか、可愛いってなんだよっ!」
 
「あのさ、アニキは知らないと思うけど。後輩にも人気あるんだよ?相葉さんもだけど」
 
「は?」
 
「まぁ、相葉さんに言っといてよ。俺のアニキを泣かすなってさ。そん時はマジで許さないって」
 
 
オレより、デカくなった修は大きな手でオレの頭を撫でた
 
 
 
 
 
 
「…ってことがあったんだけど」
 
 
隣で座っている相葉くんは笑いながら
 
 
「俺、しょーちゃんのこと、大切にしなきゃな」
 
 
なんて言いながら、オレの顔を覗き込む
 
 
「そうじゃなくて、バレたことはいいの?」
 
「なんで?」
 
「だってさ…ほら…」
 
「俺とってことでしょ?」
 
「うん」
 
 
相葉くんは、そんなことかぁーっていいながら、オレを抱きしめる
 
 
「それならさ、俺のかあちゃんも分かってったっぽいよ?おばさんとそんな話で盛り上がったって。昨日さ、いきなり部屋に入ってきてさ
 
翔くんのこと、大事にしなさいよ!
 
とか言ってさ。俺、笑ったもん」
 
「え?!」
 
「なんかさ、みんなに認めてもらえるって幸せだよね」
 
「…まぁそうかも」
 
「でしょ」
 
 
相葉くんはにこって笑って
 
 
「でね、しょーちゃん」
 
「ん?」
 
「今度の日曜日なんだけど」
 
「何?」
 
「町内旅行なんだ」
 

相葉くんが真剣な顔をして、オレを見つめた



「……いいよね?」