いいよ
そう言ったしょーちゃんの顔は、本気で
でも、身体は微かに震えてる
そんなしょーちゃんは抱けないよ
「しょーちゃん」
俺は、しょーちゃんを抱きしめる力を強くする
「ありがとう」
「え？」
「ムリしなくていいから」
「ムリなんか…」
「ホントに、俺に抱かれてもいいって思ってくれてるでしょ」
「うん」
「でも、まだいいよ」
しょーちゃんは、俺から少し離れると悲しそうな顔をして
「やっぱり、オレじゃ…」
「そっそんなこと無いからね！」
「でもっ！」
俺はしょーちゃんの髪を優しく撫でて
「俺ね、しょーちゃんが本当にで好きなんだ。だから、ちゃんと抱きたいんだ。準備もあるし」
「準備？」
「そう。俺もしょーちゃんも男でしょ」
「何かいるのかよ？」
「いるの。それは俺が準備するから。あと、今日はほら」
にこり笑ってドアの方を見れば、何のことかすぐに分かってくれた
「おじさんとおばさん…」
「そう。さすがに親がいるときにしょーちゃんを抱けないよ。声、我慢できる？」
そう笑って言えば、しょーちゃんの顔が真っ赤になって
ちょー可愛い！！
「今度うちの親がさ、町内の旅行で泊まりに行くから。その時まで、しょーちゃんも我慢して」
「なっなんだよ！オレばっかりがしたいみたいな言い方は！」
「違うの？」
「……相葉くんはどうなんだよ」
「俺？」
「うん」
俺は真っ赤な顔のしょーちゃんをそのまま押し倒して
「めっちゃしたいよ。けど、俺も今日は我慢すんの」
そう言って、可愛い唇に自分の唇を押し当てた