青江教授のビジュが!!
は?っていう青江教授が愛おしい
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「オレは間違ったことをしてるなんて、一つも思ってない!!」
そう叫んでいるキミの手を俺はきつく握りしめた
すんなりと受け入れられるなんて思ってもいなかった
けれど、2人できちんと思いを決意を話せば、分かってもらえると思っていたのに、キミのお父さんは首を縦に振ることをしない
「子供はその家族に返して、相葉くんとは別れなさい。仕事も辞めて俺の後を継ぎなさい」
「父さん、オレ、話したよね。それは出来ないって」
「翔、お前は芸能界は高校までって約束した。それでも少しは、その世界で何か得るものがあるだろうと思ってここまで許してきたんだ。それがなんだ。男と付き合って、見ず知らずの女の子供まで預かって。その子を自分の子供として育てる?何を馬鹿なことを言っているんだ。やっぱり、そんな世界にいるから馬鹿げたことを言い始めるんだ。目を覚ませ。今からでも遅くない。芸能界なんか辞めて、俺の仕事を継げばいいんだ。お前には、その才能がある。少しの間だったが一緒に仕事をして分かった。子供が欲しいなら、いい相手くらい見つけてやる。お前のことを見染てる人だっているんだぞ。相葉くんには悪いが、翔とはもう会わないでいただけないだろうか。これまでの礼はするつもりだ」
「父さん!」
キミのお父さんは、まったくと言っていいほどキミの話を聞こうともしない
「翔、いい加減にしろ。間違った道を歩こうとしている子供の道を正すのが親の役目なんだよ」
「間違ったことはしていない!」
冷静に向かい合わせで座っていたキミが怒りを露わにしてつかみかかろうとしていた手をきつく握った
そして、俺はキミに優しく微笑む
「しょーちゃんとしていこうと思ってることを、俺も間違ってるなんて思ってないよ」
「相葉くん…」
キミをソファに座らせそのまま手を握り、俺はキミのお父さんの方を向いた
「お父さんに挨拶が遅くなって申し訳ありません。本当なら、翔くんと付き合いをすると決めたときにきちんと挨拶にくればよかったのに、それもせず、空をうちらで引き取ると決めたことも報告に伺うこともしなくて、本当に申し訳ありません。親が子供のことを心配することも、空と過ごすようになってから、本当に分かります。それがたとえ本当の子供でなくとも。でも、僕は翔くんと別れるとこはしません。空も手放す気持ちもありません。僕と翔くんと一緒に育てようと思います。勝手なことばかり言ってすみません。お父さんに今すぐに許してもらおうなんて思ってません。俺にとって、翔くんも空もすごく大事な人です。俺の命なんかよりも大切な人です。それはきっとお父さんも翔くんを想う気持ちと同じだと思います。だから、これから先、どんなことがあろうとも俺は2人を守っていこうと思ってます」
俺はキミの手を引き、一緒に立ち上がる
「今すぐではなくていいです。僕たちのことを見守っていただけないしょうか。よろしくお願いいたします」
そう言って、2人で頭を下げた
つづく