キミはママ 4 | 青いたんぽぽ

青いたんぽぽ

ぽそぽそと書いてます…
腐なので、ご注意ください(笑)

常に雑食←






 
 
 
なるみーーーん!!←叫びたいだけでしたw
 
 
 
 





 
 
 
 
゚*.。.*゚*.。.*゚*.。.*゚*.。.*゚
 
 
 
 
 
「まま!!」
 
扉を開けるとすぐにキミが立っていて、空は満面の笑顔でキミに駆け寄った
 
「空!」
 
キミも負けず劣らずの笑みで空を抱きしめる
 
「ごめんね、ごめん。空と一緒に居れなくてごめん」
「ううん、いいよ。ままはおしごとだったんでしょ?」
「え?」
「ぱぱがね、ままはおしごとだからすこしまっててねって。かけ、いいこにしてまってたんだよ」
 
キミは驚いた顔して俺の方を見た
俺は、そんなキミに笑顔で頷いた
 
 
空にキミの決意のことは今は話しても理解してくれないから
このことは、もう少し大きくなってから話そうと思っている
 
「ありがとう、相葉くん」
「ううん。空、いい子で待ってたんだよな」
 
俺は空の隣に立ち、頭を撫でれば
 
「うん!」
 
空はものすごいどや顔でキミを見る
 
「はははは。空、いい子だったんだな」
「そうだよ、ままにあいたかったんだもん」
「そっか…ごめんな」
 
キミはすまなそうに笑って、空をぎゅっと抱きしめた
 
「ごめんな」
「まま?」
「空、ホントにごめん」
 
そんなキミの頭を空が撫でる
 
「ままもいいこ」
「え?」
「ままもがんばったんだもん。だから、いいこなの」
「空、ありがと」
 
 
「あら、どっちがママか分からないわね」
 
くすくす笑いながら、キミのお母さんが部屋から出てきた
 
「母さん」
「可愛いわね、空くんは」
 
キミのお母さんはキミの隣に立つと、空の目線まで下がってにこりとする
 
「いらっしゃい、空くん」
 
空はキミのお母さんの顔を見て
 
「いらっしゃいました!」
 
そう言ってぺこりと頭を下げる
 
「ふふふ」
「空、違うだろ。おじゃまします、だろ」
「おじゃらます?」
「違うって」
「いいじゃない」
「でも…」
「まだ、小さいんだから。可愛いわよ」
「こういうことは、しっかりとさせたいの」
「真面目なんだから」
「そうじゃないだろ。オレのとき、母さんだってそうしてたじゃないか」
「孫には甘いのよ」
「なんだよ、それ」
「さぁ、空くん。よーこママと一緒にロールケーキ食べようか」
「ろーるけーき!」
「空」
 


「お父さんが待ってるわよ」
 


キミのお母さんがキミと俺の顔を見て言う
 
「空くんは私が相手してるから、しっかりと二人で話してきなさい」
「うん。母さん、お願い」
「はい。空をお願いします」

俺らはキミのお母さんに空を預け、キミとキミのお父さんのいる部屋に向かった




つづく