今日のしょーさんも可愛い(。 >艸<)
そして、ラルフへの告白…
羨ましいぜw
゚・*:.。..。.:*・゚゚・*:.。..。.:*・゚
考えてみたら、順番が逆
というか、俺らがこんなことになってることもきちんと話してなかった
驚かれても仕方ないことなんだけど
キミのドラマの撮りも終え、もうすぐ長丁場の番組が待っている
そのために、キミは朝から遅くまで
部屋に帰ってくることも出来ないこともある
空も俺とキミがいない間は、青葉園に預かってもらっている
いままではどちらかが早く仕事を終えたら迎えに行くのだけど、最近では俺が迎えに行く方が多い
ごめんね
いつもキミはすまなそうに俺に謝り
ごめんな
空にも謝る
そんなこと俺も空も思ってもいないのに
「しょーちゃん」
「何?」
「しょーちゃんは悪いことなんてしてないんだから、謝るのはおかしいよ」
「けど」
「遊んでるわけじゃないんだから。俺も空も頑張ってるしょーちゃんも好きなんだからね」
「ありがとう」
「だから、気にしないでよ」
「うん」
今朝もそんな感じでキミを送り出した
そして、俺の仕事が終わって空を迎えに行き、部屋に戻ってきたんだけど…
「かあちゃん?!」
部屋の鍵が開いていて、もしかしたらキミが早めに帰ってきたのかもしれないと思って何も考えずにドアを開けた
当然、俺の親だから合鍵は持っている
前はよく勝手に来て、部屋を掃除してご飯を作ってくれることもあった
今はキミとの時間を過ごしたかったから、あまり来ないように遠回しに言ってたんだけど
かあちゃんは俺の姿を見るなり、俺を指したまま口をパクパクさせている
それも仕方ないこと
だって、俺は空を抱っこしたままだから
「なんでいるの?!」
「なんでって…雅紀、その子…」
「ああ…これには…」
「翔くんが産んだの?」
さすが、俺のかあちゃん
俺と同じ思考をもってる…
じゃなくて!!!!!
「しょーちゃんが産むわけないでしょ!なんで、そう言うの?!」
「だって、雅紀たち付き合ってるんでしょ?」
知ってるわよ、そんなこと
そんな顔でかあちゃんは俺の顔を見ている
「え?え?」
「バカねぇ。だてに雅紀の母親してるんじゃないわよ。それより、こんなとこで立ってないで中に入んなさい。その子もびっくりしてるわよ」
かあちゃんは呆然と立ち尽くしてる俺の腕を引っ張り、部屋の中に入れた
かあちゃんは空を俺から渡されると、嬉しそうな顔をして抱っこする
「まさかね、もうおばあちゃんになってるなんて思いもしなかったわ」
まだ俺の説明も聞かずに、空をなぜか受け入れているかあちゃん
「この子の名前は?」
「空と書いて、かける」
「そう、空くんというの」
「うん」
「可愛い名前ね」
「うん」
「で。空くんは、どうしてここにいるの?」
優しい笑顔のまま、俺に聞いてきた
ウソをついてもすぐにバレるから
「しょーちゃんが成り行きで預かってる」
「そう。それはちょっと残念ね。翔くんが産んでくれたらホントの孫なのにね」
「残念って…それよりなんで、俺としょーちゃんが付き合ってるの知ってるの?」
「簡単よ。雅紀が部屋に来るなって言ったから、彼女でも出来たのかなって思ってたんだけど。雅紀って分かりやすいのよ。誰だろうってお父さんと話してたんだけど、テレビ見てたら、翔くんを見る目がね、他の人と違うの。ああ、この子なんだって。翔くんも雅紀を見る目が同じだったからね。雅紀も翔くんもお互い大切な人なのね。良かったわね」
空を見る目と同じ目で俺を見る
「あのさ」
「何?」
「驚いたりしなかったの?」
「そりゃ、驚いたわよ。けどね、今幸せなんでしょ?」
「うん」
「それならいいじゃない。何?反対してもらいたかったの?」
「んなわけないだろ」
「じゃ、この話は終わり。それより、空くん、お腹空いてるんじゃない?」
「え?」
「指しゃぶってるし。ほら、雅紀。空くんにご飯」
かあちゃんはいつも通りに笑って、俺に空のご飯を催促してきた
つづく