キミはママ? 17 | 青いたんぽぽ

青いたんぽぽ

ぽそぽそと書いてます…
腐なので、ご注意ください(笑)

常に雑食←

 

 

 

 

 

夢に彼らが出たっていうことは覚えてるんだけど

どんな内容だったかは忘れた…

楽しそうだったことだけはわかるんだけどなw

 

 

 

 

 

 

 

゚・*:.。..。.:*・゚゚・*:.。..。.:*・゚

 

 

 

 

あれから、空の体調を見てお世話になった『青葉園』に入れることにした

電話口での対応通りの優しそうな園長で、空もすぐに懐いてくれた

時間帯もわりと融通が利いてくれるし、施設内も環境は良さそうだし

お世話をしてくる人たちも、俺らのことはよくわかってくれていて

良いところを教えてくれたニノに感謝する

 

「ありがとうな」

「翔ちゃんと空のためですから」

 

なんて相変わらずな返しをしてくるけど、それは彼の照れ隠し

 

「可愛いやつだなぁ」

 

って抱きしめようとするけど

 

「それは翔ちゃんにしてもらうからいい」

 

そう言って俺の脇をすり抜けて、キミを抱きしめる

 

「ニノ?!」

「翔ちゃん、いつでも頼ってくれていいからね」

「え?あっ、ありがとう。ニノ」

 

なんてニノを抱きしめ返すから

 

「俺の!!」

「うるさいな」

「しょーちゃんが抱きしめていいのは、俺と空だけ!」

 

もう、油断も隙も無い

ニノからキミを引き離し、腕の中に入れる

 

「ヤキモチすぎやしませんか?」

 

笑いながら上目遣いで言ってくるから、ここが俺らの楽屋だってことを忘れて

 

「しょーちゃんが可愛すぎるからいけないんでしょ」

 

そう言ってキスをしようとしたら、後頭部から派手な音と痛み

 

「いたっ!」

「場所を考えろ」

 

振り向けば、鬼の形相をした松潤が台本を手にしてた

 

「だっだって!最近、しょーちゃんといちゃいちゃする時間が減ったんだもん!」

「ばっ!相葉くん!!」

「しょーちゃんさ、ずっと空ばっかにちゅーすんのに、俺にはあんまりしてくれないし」

「それは!つか、今話すことじゃねぇ-だろ!」

「一緒に住んでるのに、ちゅーどころか、夜も…」

「それ以上しゃべるな」

「そりゃ、空は可愛いし俺も好きだよ。けどさ、しょーちゃん、俺が誘ってんのに、『空に聞こえるだろ』とか言ってさせてくれないし」

「頼むからしゃべるな」

「しょーちゃん、俺のこと好き?」

 

キミの方を見れば、これ以上にないくらい真っ赤な顔をして俺を睨み付けてる

 

「しょーちゃん?」

「バカ相葉!!」

 

キミは俺をどんと離すと

 

「飲み物買って来る!!」

 

そう言って楽屋を出て行った

 

「しょーちゃん?!」

「おい、バカ」

 

そう言われて振り向けば、呆れた顔をした3人がいた

 

「俺?」

「お前以外に誰が居んだよ」

 

ニノの声に恐る恐る近づいていけば

 

「そこに座んなさい」

「なんだよー」

「相葉ちゃん、翔くんを怒らせちゃダメでしょ」

「え?」

「はぁ…リーダー、ニノ。後は任せた。俺はしょおくんのこと行ってくる」

「松潤が行くの?!」

「あんたは黙ってなさい」

「はい」

 

松潤が楽屋から出て行ったあと、俺は大野さんとニノにこっぴどく叱られた

 

 

つづく