番宣が始まり、可愛いしょーさんがたくさん見れそうですね
幸せだぁ(*ノω・*)テヘ
゚・*:.。..。.:*・゚゚・*:.。..。.:*・゚
部屋に戻り、空をベットに寝かす
あの先生に会ったおかげなのか、空の機嫌も良くなり熱も下がった
「あの先生って、顔見るだけでも効果あんの?」
2人で顔見合わせて、くすくすと笑った
「薬、飲むかな?」
キミは、小さなプラスチックの容器の中の液体を空に見せる
「あー」
「これ、美味しいものと思ってるの?」
「さすが、しょーちゃんの子だね」
「どういう意味だよ」
「食いしん坊なんじゃない?」
「馬鹿にしてんの?」
「褒めてるの」
キミはちょっと不機嫌なふりをして
「空はオレに似て、食いしん坊なんだってさ」
「あー」
「認めるのかよ」
空にまでそう言われて、キミは苦笑しながら
「じゃ、残さず飲めよ」
そう言って、哺乳瓶に少量の薬を入れて空に飲ませた
出された薬が美味しかったのか、空は嫌がらずに全部飲み干し、すやすやと眠った
キミはそんな空の頭を優しく撫でながら、隣で見ている俺に
「ねぇ、相葉くん」
「何?」
「オレね、今の仕事がひと段落したら、仕事をセーブしようかと思うんだ」
「え?」
「わがままなんだけど報道の仕事は続けたい。5人の仕事もちゃんとする。ピンでの仕事だけセーブしようとか思って。仕事は好きだし、もっとやりたいこともある。けどね、空も大事なんだ。預けるところもきちんと決めて仕事もするけど、今日みたいにいつ空が具合悪くなるかもしれない。そんなときに、側に居てあげたいって思う。ホントの子供ではないし、いつか本当の母親に返すときが来るけど、それまではオレの子だもん。寂しい思いも苦しい思いも一人でさせたくないんだ。だからね…」
「それなら、俺も」
「ううん。相葉くんは、今まで通りしてて」
「でも、しょーちゃんと一緒で空は俺の子だよ」
「うん、分かってる。相葉くんも空の父親だよ。だから、父親はしっかり仕事してください。オレと空の分を稼いでくださいw空は男の子だから、父親の背中を見て育つんだよ?」
「そうだけど」
「相葉くんに頼らないってわけじゃないんだ。今日だって、空の病院も探してくれた。おろおろしたオレを支えてくれたじゃん。男二人で育てていくけど、役割はしっかりしてたほうがいいと思うんだ。だから、相葉くんは父親になってほしい。だめかな?」
キミは真っ直ぐ俺を見つめて言う
その顔は、間違いなく母親の顔で
「それでいいの?」
「うん。オレが勝手に決めてごめん。けど、そうしたいんだ」
相当頑固なキミ
一度決めたら、納得いくまで頑張ってしまう
だから…
俺はキミを抱きしめると
「無理はしちゃだめだよ。1人で抱え込むのもダメ。俺をちゃんと頼ってね」
「うん」
「空を2人で育てようね」
「うん」
「でね、しょーちゃん」
「何?」
「きちんと、俺のとこに来ない?」
「え?」
「しょーちゃんと空がここに来てから、ずっと考えてたんだ。ちゃんと一緒に住もうって。親子になるのに、家は一つでいいでしょ。しょーちゃんが一人で仕事をするに必要なら部屋をそのままにしてていい。けど、生活するのはここにして。俺、仕事から帰ってきて、しょーちゃんと空におかえりって言ってもらいたい。これは、俺のわがままなんだけど」
キミは俺の腕に手を当てて、くすりと笑う
「父親みたい」
「だって、俺は父親でしょ?」
「そうだね」
「ねぇ、ちょっと言ってみて」
「え?」
「おかえりって」
「今?」
「うん。聞きたい」
「じゃ、ただいまって言って」
「ただいま」
「おかえり」
俺は、くすくす笑いながら言うキミにキスをした
つづく