キミはママ? 13 | 青いたんぽぽ

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腐なので、ご注意ください(笑)

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日に日に可愛くなる、しょーさん

 

イケないわー

アブないわー

 

 

 

 

 

 

 

 

 

゚・*:.。..。.:*・゚゚・*:.。..。.:*・゚

 

 

イトコが体調を崩して、預かってる

 

かなり無理やりな理由を付けて、キミは仕事場に空を連れて行く

 

某局の社員でもよくない?

 

っていうくらい、その局の仕事が多くて

 

櫻井さん、どうぞお使いください

 

そうお偉いさんに言われて、その局の託児所を使えることになった

だけどさすがに他の局の仕事もあるし、きちんと探さなきゃいけないと思いつつ、お互いに忙しくなかなかキミと相談できずにいる

 

 

今日は、その局での5人での収録

朝、部屋で少し顔を顔を合わせられず、やっとキミと空と会えた

 

「お疲れ」

「お疲れ」

 

空を抱っこして楽屋に入ってきたキミを迎える

 

「空もいい子でしたか?」

「あー」

 

なんかすこぶる機嫌が良くて、思わず笑顔になる

 

空が俺らのとこに来てから、俺もキミも笑顔になることがさらに増えた

 

「今日さ、全然空がぐずらなくてさ。みんなに褒められたんだよな」

「あー」

 

なんだろ、空がすごくどや顔だ

 

「いい子だったんだね」

「そうなんだよな、空」

 

「さすが、俺の子」

「ニノ、お前の子じゃない」

 

キミと空が楽屋に入って、珍しくニノがゲームを手から離してこっちに来た

 

「あら、相葉さん居たの?」

「お前、俺とさっきまで居ただろ」

「全然、気が付かなかったよ」

「お前さぁー」

 

ニノはにやりと笑うとキミの手を引いて、自分が居た場所に連れて行く

 

「おいおいおい」

「うるさい人だね。ちょっと、黙っててもらえます?」

「相葉くん、しぃー」

 

この2人が手を組んだ時は、俺なんて全然勝てない

嵐の頭脳派に勝てるわけないんだけど…

 

「翔ちゃんさ」

「うん」

「空を預けるとこ、探してるって言ってたよね」

「そうなんだよ。今さ、局の託児所を使わせてもらってるんだけど、さすがね。探してはいるんだけど、いいとこなくてさ」

「ベビーシッターとかは?」

「ああ、それね…」

 

そう言うとキミは、ニノから視線を外した

 

「何?」

 

「しょーちゃん、嫌なんだって」

 

俺はキミを後ろから抱きしめて、笑顔でニノに言う

 

「しょーちゃんね、俺の部屋に他の人を入ってくるのが嫌なんだって」

「相葉くん!」

 

キミは顔を赤くして俺の方を睨むけど、可愛いだけなんだからね

 

「俺らの居ないとこっていうか、自分がいないときに俺と空と3人だけになるのが嫌だって。もぉー、可愛いでしょ!」

「言うなよ…」

「だってさ、ヤキモチ妬いてるんだよ。ああー、ちょー可愛い!」

「ちっ違うからな!見ず知らずの人を部屋に入れるのが嫌なだけ!」

 

慌てて否定してるけど、ニノも思わず笑ってる


「もぉー、素直に言えばいいのにね」

「うるさい!」


これ以上、拗ねられても困るから一応黙って抱きしめておこう

それをニノは分かったのか


「で、どうするの?」

「え?」

「空を預かってくれそうなとこある?」

「いまいち、いいとこなくてさ」

「翔ちゃんが気にいるかどうかわかんないんだけど」


そう言いながら、ニノがバックからクリアファイルをキミに渡す


「何軒か、ピックアップしといた。一応、相葉さんの部屋から近いとこでさ。休みとか夜とか、結構融通がきくようなとこがいいのね?そんなような感じのとこを選んでおいたから」

「え?あっありがとう!」

「全然。翔ちゃん、忙しいから調べるの大変でしょ」


ニノはふわっと笑って、キミの頭を撫でる


「自分たちだけでしようとしても大変だから。相葉さんだけじゃなくて、俺らにも頼ってよね。みんな、翔ちゃんと空が可愛いんだから」


ニノの気持ちがすごく嬉しくて、ニノも抱きしめようとしたが…ちょっと待て


「何気に、しょーちゃんを口説こうとしてない?」

「あなた、翔ちゃんのことだけは鋭いよね」

「だけって。それだけで十分!!」

「それもどうかと思うけど…」

「あー、あー」


うちら3人のやりとりをキミに抱っこされながら、空が楽しそうに話してる


「入りたいの?」

「楽しそうに見えたんじゃない?」

「空、お前も入るか?」


一気に和まされて、後から入ってきた松潤に


「何やってんの?」


と不思議がられた





つづく