キミはママ? 10 | 青いたんぽぽ

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翔担って、結構M気質の人が多いのかな?w
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
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キミの手料理を堪能して、俺らの間に空を寝かして寝たはずなのに
明け方目を覚ませば、キミと空がいない
驚いてベッドから飛び起き、リビングに行けば
ラグの上に厚めに敷いたタオルの上に空を寝かせ、キミは隣で何も掛けずに眠っていた
 
空を起こさないようにキミの肩を叩き
 
「しょーちゃん」
 
と静かに声をかける
キミはうっすらと目を開き
 
「あっごめん。起こしちゃった?」
「ううん、目が覚めたの。しょーちゃん、こんなとこで寝たら風邪引くよ」
 
俺はベッドから毛布を取ってきて、キミに掛ける
 
「ありがとう。でも、もう起きるよ」
 
そう言って上半身を起こす
 
「まだ早いから、寝てていいよ。ベッドに行く?」
「いや、今寝たら起きれなくなりそうだし」
 
キミはそう言うけど、瞼が閉じそう
俺はキミを抱きしめて
 
「じゃ、俺もここにいる」
「いいよ。相葉くんは、もう少しベッドで寝て」
「しょーちゃんと空がここにいるなら、俺もここに居たいよ。ねぇ、しょーちゃん」
「ん?」
「なんで、こんなとこにいるの?」
 
キミは、俺にもたれかかりながら
 
「空、夜中に泣きだしちゃってさ。本当のママが恋しくなったのかなってさ。いくらあやしても泣き止みそうもなかったから、相葉くんを起こしちゃいそうだし。だから、こっちで泣き止むまでいたの」
 
寂しそうに笑ってキミは言う
懐いてくれてたと思っていたけど、やっぱり本当のママがいいに決まってる
わかっているけど、俺も寂しくて
俺以上にキミはそう思ってるはず
 
「敵わないって分かっているけどさ。空のこと、すげー大事に思い始めてるから。やっぱり、ちょっと寂しいかな」
「しょーちゃん」
「何?」
 
「ゆっくりでいいじゃん」
「え?」
「まだ始まったばっかりでしょ。これから、ゆっくりと2人で空を育てていこ。空も分かってくれるはずだから」
「そうかな」
「うん。やったことないことしてるんだからさ。これが正解ってのもないんじゃない?」
「相葉くんってさ」
「何?」
「たまにいいこと言うよね」
「どういう意味よ」
 
キミは俺にぎゅっと抱き着くと
 
「いい男と付き合ってるなってさ」
「今頃分かった?」
「うん」
 
2人でくすくすと笑いあう
 
「もうちょっと、寝ようか」
「でも」
「空も寝てるし。まだ、起きるには早いよ」
「じゃ、相葉くんは」
「だから、俺もここにいるって。しょーちゃんを抱きしめて寝たい」
「抱きしめるだけだからね」
「んー…空、起きるかな?」
「起きるに決まってるだろ。オレ、空に見られるのヤだよ」
「しょーちゃんのあの姿、空に見せるにはもったいないな」
「バカじゃなの」
 
ちょっとむくれたように言うキミが可愛くて、頬にキスをする
 
「これで我慢する」
「そうしてください」
「寝よっか」
「うん」
 
俺はキミをもう一度抱きしめて、キミが目を閉じたのを見てから目を閉じた
 
 
 
 
つづく