素直になれなくて。22 | 青いたんぽぽ

青いたんぽぽ

ぽそぽそと書いてます…
腐なので、ご注意ください(笑)

常に雑食←



`・3・)<put your hands up!
´・∀・)‘◇‘).゚ー゚)`∀´ル<Yeah!Yeah!Yeah!Yeah!

嵐の顔文字の検索結果

楽しすぎる(笑)






゚*.。.*゚*.。.*゚*.。.*゚*.。.*゚





素早くスウェットに着替えて、部屋に戻ればテーブルの上には、ビニール袋があって。

「しょーちゃん、何食べてるの?」
「え?」

雅紀がビニール袋から、パンやおにぎりを出して並べてる。

「何か作ろうかと思ったんだけど、麦茶とビールしか入ってないし」
「あっ、ごめ…」

雅紀はにやって笑って。

「はい、また、謝った」
「これは違うだろ」
「ううん。そこはありがとうでしょ?」

こいつ、変なことで頭が回る!

納得しない顔をしながらも、買ってきてもらったから文句は言わない。
オレは床に座り、ビニール袋の中味を見る。

「何、食べる?」

そう聞かれるんだけど、腹は減ってなくて。
でも、わざわざ買ってきてくれたし。
ヨーグルトを取り、入ってるプラスチックのスプーンも取った。

「それでいいの?」
「うん」

いつもならがっつり食べるんだけど、食欲が無くて。頭もぼぉーっとしてきた。

おかしいなぁー

さっきフロにはいったのに、寒気が止まらなくなってきた。

「しょーちゃん?」

蓋も開けずに、ヨーグルトを持ったままのオレを不審げに雅紀に見つめられる。

いつもならすげー恥ずかしいのに…


こいつって、本当にかっこいいよな

そう思って、持ってたヨーグルトをテーブルに置いて、雅紀の頬に手を当てる。

「しょーちゃん?」
「雅紀ってさ」
「何?」

かっこいいよな

思ってることを素直に言う。

なんだろう、今なら言えそうな気がする


「かっこ良くてさ、優しくて、暖かくて。みんなが雅紀を好きになるのも仕方ないよな。雅紀の周りには、自然に人が集まるんだよ。それって、雅紀の人柄もそうなんだけど、やっぱり魅力があるだよ。雅紀の隣に居れる人が羨ましいよ」

「しょーちゃん」

「ずっと思ってた」

オレは、まっすぐ雅紀を見つめる。


なんでオレ、女じゃないんだろう


「え?」

驚いてる雅紀が可愛いな






友達はさ、やっぱ、辛いよ






つづく