いろんな我慢大会が開かれてる(。-∀-。)←
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どんな顔して、ここから出て行けばいいんだろう?
「しょーちゃん、ここに着替え置いておくね」
ガラス戸越しにそう言われて。
「あっ…ありがとう」
「温まってきてね」
そう言われてから、ここから出るタイミングをずっと考えてるが答えは出ず。
いい加減出ないとダメだろうなと思うけど。
ニノや松本とは、風呂に何度か一緒に入ったことはあるし、男同士だからそんなに恥ずかしがることはない。
あっでも、なんであいつらオレの裸見て目を逸らしたんだろ?
そんなことはいいや。
雅紀とは昔は入ったことはあったけど、子供だったし、好きだなんてわからなかったから大丈夫だったけど。
大人になってからは入ったことはない。
久しぶりに自分の裸を見られたのは、あのときで。
よけー恥ずかしいわっ!
「しょーちゃん、大丈夫?」
突然、声を掛けられて。
「え?!」
「温まらない?」
あまりの長さにきっと心配してくれたんだろう。
あいつ、優しいから。
でも、そんな優しさは今はいいです。
出づらいよぉーーー
なんてことをしてても、いつかは出なきゃなんないし。
まだ身体が温まってないけど、意を決してバスタブから出た。
ガラス戸を開ければ、きちんと畳んであるスウェットと下着があって。
「ごめんね。勝手にクローゼット開けちゃって」
後ろから雅紀に声を掛けられた。
良かった。タオル巻いてて・・・
あんまり恥ずかしがってるほうが恥ずかしいような気がして。
「あっありがとっ」
って、すでに声が裏返ってます・・
雅紀は、くくくって笑いながら、スウェットを差し出され、ありがとうって受け取った。
つづく