素直になれなくて。14 | 青いたんぽぽ

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常に雑食←

 
 
しょーさんの可愛さ世界一←どーした
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
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なんかぶつぶつ言ってる雅紀と一緒に遅めの朝ごはんを食べて、映画を観に行く。
特に観たい映画があったわけではないから、雅紀に任せたら。
 
これにしよっ
 
そう言われてポスターをみれば。
 
「ホントにこれ?」
「うん。これくらいのいじわるさせてもらってもいいと思うんだけどね」
 
どう見ても、血がどばぁー!ってなってる人がたくさんいて。
間違いなく、夜一人でトイレなんかに行けません。。ってやつで。
 
「マジで観んの?って、やっぱり、あの…その…」
「違うから。ぱんつは気にしなくていいよ」
 
いや、気にしろよっ!
 
「この映画。そんなに怖くないし、大丈夫だって。なんなら、今日もうち泊ってもいいよ」
「それは遠慮してく。ってか、オレ、今日もバイト入ってるし」
「一緒に入ってあげようか?」
「いいよ。今日はニノが一緒だし。服とかぱ…んつは、後で返すわ」
 
日中、パンツを言い合う男同士の恥ずかしさ。
しかも、今着ている服は、全身雅紀のだし。出かける前に、雅紀がめっちゃ選んで。
 
しょーちゃん、可愛いよっ!!
 
って、絶賛してもらって。鏡を見たら、髪型と服装が合ってて。
ちょっと、オレには可愛すぎんじゃねぇか?とも思ったんだけど、雅紀がにこにこしてるから嬉しくなって。
 
雅紀が好きな子とデートするならこんな感じなんだろうな
 
って思ったら、心がぎゅってなったけど。
 
今日は、ごめん。その気分、オレにちょっとさせて。
もう、こんなことしないから。
 
「しょーちゃん?」
「あっ、ごめっ」
「しょーちゃん、今日は謝ってばっかり。もう、謝るの禁止ね」
「ごめっ」
「だから!禁止って言ったのに、言ったから罰与えまーす」
「は?!」
 
 
「ごめんって一回言うたびに、休み日は俺とデートね」
「なっ何言っての?!」
「もう、2回は言ってるから、2回はデートだからね」
「お前、何言ってんの?バカじゃねぇの?」
 
 
鈍感なんだから、これくらしないと分かんないでしょ?
 
 
雅紀は笑いながら、そうオレに言った。
 
 
 
 
つづく