素直になれなくて。15 | 青いたんぽぽ

青いたんぽぽ

ぽそぽそと書いてます…
腐なので、ご注意ください(笑)

常に雑食←

 
 
 
カニがウマそーだったよー

草刈さぁーーーん←面白かったw
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
゚*.。.*゚*.。.*゚*.。.*゚*.。.*゚
 
 
 
 
 
ホントに、国宝級の鈍感さだよ
 
 
バイト仲間のニノにも言われた。
 
「相葉さん、苦労するねー」
 
 
ファッションに全く興味のないニノが、今日は何故かオレが着ている服を見て。
 
「あれ、翔ちゃん」
「何?」
「全身相葉」
「は?」
 
ニノはオレの服をこれ!って指して、にやって笑う。
 
「あっこれ」
「それ」
「あの…」
 
説明するってことは、あのことまで話さなきゃいけないってことか?!
それはそれでだめだろ…
 
「何?話せないようなことしたの?w」
「ちっ違うって!これは、その…雅紀の部屋で服汚しちゃって」
「へぇー」
「だから!こ…コーヒーだよっ!コーヒーこぼしちゃって!」
「翔ちゃん、なんで、そんなに顔紅いの?」
 
こいつの人を見る目は鋭くて、嘘ついてもすぐにバレちゃう。
 
「翔ちゃんてさ、嘘つくの下手なんだって」
「ウソついてないもん」
「可愛く言ったって、俺には利きませーん」
 
ああどうしよう。全部話すの?いや、話すわけいかねぇだろ・・
 
「えっと…その…」
 
上手い嘘が見当たりません。。
 
ニノは、困っているオレの頭を優しく撫でると。
 
「いいって。困ってる翔ちゃんは可愛いから、ついいじめたくなるんだよね」
「どういう意味だよ」
「そのままだよ。まぁ、コーヒーこぼしたことにしとくから」
「だから!」
「まぁまぁwで、こぼして服借りて、それからどうしたのよ」
「え?ああ。約束してた映画見て。って、それがさ、ホラーなわけ。すげー怖くてさ、見終わった後、フラフラになったオレを支えてくれて、お茶して、買い物して、ここに来た」
「楽しかった?」
「うん。でもさ、雅紀、好きな人いんのに、オレなんか誘ってさ。オレなんか誘わないで、その子誘えばいいじゃん。雅紀なら、カッコいいし優しいし。すぐにその子とうまくいくと思うのに」
 
ああ、言ってて悲しくなってきた。
 
「馬鹿だよね」
「うん。バカだね、翔ちゃんは」
「え?」
 
そして、ニノは天井を見上げてさっきの言葉を言った。
 
ホントに、国宝級の鈍感さだよ
 
「ニノまで!」
「相葉さん、苦労するねー」
「どういう意味だよ!」
 
ニノは首を横に振り。
 
 
そのうち、わかるよ
 
そう言うと、またオレの頭を撫でた。
 
 
 
 
つづく