素直になれなくて。13 | 青いたんぽぽ

青いたんぽぽ

ぽそぽそと書いてます…
腐なので、ご注意ください(笑)

常に雑食←




夜会のしょーさんが可愛いのは、当たり前なんだけど。

ぶいえすのしょーさんがまぢ天使らしいと聞いた。

まだ観てないんだけど。

明日、見ます(*˘︶˘*).。.:*♡












゚*.。.*゚*.。.*゚*.。.*゚*.。.*゚




今人生最大級の後悔中

好きな人の部屋、しかもベッドの中であんなことを…
しかも、汚れたパンツまで洗ってもらってるなんて…

オレ、どんな顔で雅紀を見ればいいんだろう。


「大変申し訳御座いません」

正座をして頭を下げる。

ああー、どんな顔したらいいんだ!


「顔あげてよ。そんなことしなくていいからさ」
「けど」

雅紀は笑いながら。

「男なら誰でもあるでしょ」

そう言われて顔を上げた。

「え?」
「俺もあるよ」
「ほんと?」

「あるある。好きな子の夢みたときはね」

優しく笑って言う。

ああ、やっぱり、雅紀は好きな子がいるんだって。
そうだよな。いるに決まってるよな。

「しょーちゃん?」
「あっ、ごめん」
「何が?」
「雅紀、今日休みだろ。だったら、その子誘って映画観に行けばいいじゃん。オレなんて誘わないで」

雅紀は、は?っていう顔をして。

「だから、しょーちゃんを誘ってるんだけど?」
「だから」
「だからじゃないでしょ。俺はしょーちゃんと行きたいの。ダメなの?」
「オレなんて、いつでも行けんじゃん。でも、その、今日は好きな子と行ったほうが」
「ああ、もぉー。わかんない人だね」
「なんだよ!」
「しょーちゃんの鈍感さは、国宝級だよ」
「バカにしてんの?」
「いや、ちょっと呆れてんの」
「なんだよ、それ!」
「はっきり言ったほうがわかるよね、やっぱり」
「は?」
「だから、俺は…」

雅紀はオレの両肩をぐっと掴み。

「俺は。俺の好きな子は…」

「わあああああ!!!」

聞きたくねーよっ!
雅紀からはっきり、好きな子の名前聞かされて、オレの知ってるやつだったら、絶対その子に嫉妬する。応援なんて、出来ねーよ。

「わっ分かったから!」
「え?」
「雅紀の気持ちは分かったから。そうだよな、いきなり誘えねぇよな。うん。だからさ、今日は雅紀と映画行くよ」

そう言ったのに、雅紀は


分かってねぇーよ


そうオレに聞こえないように呟いた。





つづく