あの日の約束。14 | 青いたんぽぽ

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ヽ(*´∀`)ノ
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
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しょーちゃんと別れて、店に戻れば案の上めっちゃ怒られたんだけど。
それから一生懸命仕事して、明日の仕込みまでしてたら、結構な時間になってしまって。
でも、しょーちゃんに会いたくて。
俺の我儘だと分かってるけど、電話したら
 
待ってるよ
 
なんて言われて、速攻シャワーを浴びて。
一応、勝負パンツを履いてみる。
 
「俺、大丈夫か?」
 
鏡に写る自分の姿を見て、ふと思った。
 
ずっと、しょーちゃんのこと思い出さなくて。
なんであんなに好きだったしょーちゃんのこと、今でも思い出せないんだろ?
熱のせいかもしれない。
子供すぎたのかもしれない。
 
けど。
 
大人になったしょーちゃんを俺は、やっぱり好きになった。
心のどこかでずっとしょーちゃんのことを想っていたのかもしれない。
 
それなのに、なんで?
そんな、大事な想いをなぜ俺は、思い出せないんだ?
 
 
俺は、一度深呼吸をして頭を振った。
 
 
しょーちゃんと話してみれば、なぜなのかわかるかもしれない。
俺は、今日は帰らないと伝えて家を出た。
 
 
 
途中でコンビニに寄り、しょーちゃんの好きそうな物を買って、教えてもらったアパートに着く。
 
ドキドキしてきた。。
 
初めて彼女の部屋に来たみたいで。
ん?そうなのか?でも、しょーちゃんは男だから、彼氏?俺も男だし。
 
ああ、どっちでもいいや!
 
もう一度深呼吸をしてインターホンを押すと、しょーちゃんのはーいっと可愛い声が聞こえて、ドアを開けてくれた。
 
「いらっしゃい」
「おっお邪魔しますっ!」
「ぷっ。何でそんなに緊張してんの?」
「え?まぁね。。」
 
部屋着のしょーちゃんは、いつものイメージのスーツと違って、明るめなセーターにチノパンで。
 
やっぱ、可愛いじゃん!
 
って思ってしまって。
 
「あんまり、じっと見るの止めない?」
 
って恥ずかしそうにするから、そこがまた可愛くて。
 
どーしよう、中入った瞬間、俺、抑えきれなくなったら!?
 
「まぁーくん?」
 
小首をかしげるしょーちゃんに、ヤラレマシタ。
 
うずくまる俺に。
 
「え?何?具合悪いの?!」
「ち…違うんだ…しょーちゃんが可愛いのが悪い」
「…馬鹿なんじゃねぇの?」
「今は冷たい言葉は止めて」
「取りあえず入ります?」
「入らせていただきます」
 
しょーちゃんは笑いながら俺を中に入れてくれた。
 
部屋の中は、綺麗でまるでモデルルームみたいで。
綺麗だねって言えば。
 
「まぁーくんが来るから、急いで片付けたんだ。クローゼットの中は悲惨だよw」
 
なんて言うから、そこがまたどきゅんとして。
きっと、俺、しょーちゃんにヤラレまくるな。。
 
またうずくまりそうになるのを抑えて、買ってきたものをしょーちゃんに渡す。
 
「しょーちゃんの好きそうなものだといいんだけど」
「ありがとう。好きなとこ座ってて」
 
しょーちゃんはキッチンに行くとグラスを持ってきて、買ってきたものと一緒にテーブルに並べる。
 
「ごめんね、いろいろ買ってきてもらって」
「いいよ、俺がお邪魔するんだし。それに俺も一緒に食べたいしさ」
「まぁーくんは、優しいままだね」
 
優しい笑顔で俺に言うから、思わずしょーちゃんの頬に手を当ててキスをした。
 
「あっ、ごめ」
 
あまりにも綺麗に笑うから、吸い寄せられるようにしょーちゃんにしてしまって。
しょーちゃんは、ちょっと頬を染めて。
 
「謝るくらいならするなよ」
 
なんて言うから。
 
「これ以上のことは?」
「それは…まだダメ」 
「だよね」
 
まだ早いよなって思ったし。
後ろ頭をがしがしと掻きながら言えば。
 
「あっあのさ!」
「え?」
「オレも、したいって思ってるよ!けど…」 
 
しょーちゃんは、真っ赤な顔で。
 
 
まだ…恥ずかしいじゃん…
 
 
顔を両手で抑えて俯く。
 
 
え?何?そんな姿、ひきょーでしょ!!!!
 
そのまま押し倒しちゃたかったけど、それじゃ、ここに来た意味がないし。
 
落ち着け、俺
 
そんな可愛いしょーちゃんを抱きしめて。
 
「ごめん」
「いや、まぁーくんが謝ること…」
「ううん。これからだもんね、俺ら」
「え?」
「これから、ずっと一緒にいるんだもん。今日は、これでね」
 
額にキスをする。
 
「ゆっくりとね」
 
しょーちゃんは、ふふふと笑って頷いた。
 
 
つづく