ヽ(*´∀`)ノ
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しょーちゃんと別れて、店に戻れば案の上めっちゃ怒られたんだけど。
それから一生懸命仕事して、明日の仕込みまでしてたら、結構な時間になってしまって。
でも、しょーちゃんに会いたくて。
俺の我儘だと分かってるけど、電話したら
待ってるよ
なんて言われて、速攻シャワーを浴びて。
一応、勝負パンツを履いてみる。
「俺、大丈夫か?」
鏡に写る自分の姿を見て、ふと思った。
ずっと、しょーちゃんのこと思い出さなくて。
なんであんなに好きだったしょーちゃんのこと、今でも思い出せないんだろ?
熱のせいかもしれない。
子供すぎたのかもしれない。
けど。
大人になったしょーちゃんを俺は、やっぱり好きになった。
心のどこかでずっとしょーちゃんのことを想っていたのかもしれない。
それなのに、なんで?
そんな、大事な想いをなぜ俺は、思い出せないんだ?
俺は、一度深呼吸をして頭を振った。
しょーちゃんと話してみれば、なぜなのかわかるかもしれない。
俺は、今日は帰らないと伝えて家を出た。
途中でコンビニに寄り、しょーちゃんの好きそうな物を買って、教えてもらったアパートに着く。
ドキドキしてきた。。
初めて彼女の部屋に来たみたいで。
ん?そうなのか?でも、しょーちゃんは男だから、彼氏?俺も男だし。
ああ、どっちでもいいや!
もう一度深呼吸をしてインターホンを押すと、しょーちゃんのはーいっと可愛い声が聞こえて、ドアを開けてくれた。
「いらっしゃい」
「おっお邪魔しますっ!」
「ぷっ。何でそんなに緊張してんの?」
「え?まぁね。。」
部屋着のしょーちゃんは、いつものイメージのスーツと違って、明るめなセーターにチノパンで。
やっぱ、可愛いじゃん!
って思ってしまって。
「あんまり、じっと見るの止めない?」
って恥ずかしそうにするから、そこがまた可愛くて。
どーしよう、中入った瞬間、俺、抑えきれなくなったら!?
「まぁーくん?」
小首をかしげるしょーちゃんに、ヤラレマシタ。
うずくまる俺に。
「え?何?具合悪いの?!」
「ち…違うんだ…しょーちゃんが可愛いのが悪い」
「…馬鹿なんじゃねぇの?」
「今は冷たい言葉は止めて」
「取りあえず入ります?」
「入らせていただきます」
しょーちゃんは笑いながら俺を中に入れてくれた。
部屋の中は、綺麗でまるでモデルルームみたいで。
綺麗だねって言えば。
「まぁーくんが来るから、急いで片付けたんだ。クローゼットの中は悲惨だよw」
なんて言うから、そこがまたどきゅんとして。
きっと、俺、しょーちゃんにヤラレまくるな。。
またうずくまりそうになるのを抑えて、買ってきたものをしょーちゃんに渡す。
「しょーちゃんの好きそうなものだといいんだけど」
「ありがとう。好きなとこ座ってて」
しょーちゃんはキッチンに行くとグラスを持ってきて、買ってきたものと一緒にテーブルに並べる。
「ごめんね、いろいろ買ってきてもらって」
「いいよ、俺がお邪魔するんだし。それに俺も一緒に食べたいしさ」
「まぁーくんは、優しいままだね」
優しい笑顔で俺に言うから、思わずしょーちゃんの頬に手を当ててキスをした。
「あっ、ごめ」
あまりにも綺麗に笑うから、吸い寄せられるようにしょーちゃんにしてしまって。
しょーちゃんは、ちょっと頬を染めて。
「謝るくらいならするなよ」
なんて言うから。
「これ以上のことは?」
「それは…まだダメ」
「だよね」
まだ早いよなって思ったし。
後ろ頭をがしがしと掻きながら言えば。
「あっあのさ!」
「え?」
「オレも、したいって思ってるよ!けど…」
しょーちゃんは、真っ赤な顔で。
まだ…恥ずかしいじゃん…
顔を両手で抑えて俯く。
え?何?そんな姿、ひきょーでしょ!!!!
そのまま押し倒しちゃたかったけど、それじゃ、ここに来た意味がないし。
落ち着け、俺
そんな可愛いしょーちゃんを抱きしめて。
「ごめん」
「いや、まぁーくんが謝ること…」
「ううん。これからだもんね、俺ら」
「え?」
「これから、ずっと一緒にいるんだもん。今日は、これでね」
額にキスをする。
「ゆっくりとね」
しょーちゃんは、ふふふと笑って頷いた。
つづく