あの日の約束。13 | 青いたんぽぽ

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ヽ(゜▽、゜)ノ

 

 

 

 

 

 

 

゚・*:.。..。.:*・゚゚・*:.。..。.:*・゚

 

 

 

今度はしょーちゃんが爆弾を落としてくれた。。

 

「え?俺、知ってたの?」

「うん。だから、最初会った時に、ちゃんとオレ、名前言っただろ?」

 

『櫻井翔。聞き憶えありませんか?』

 

ああ、そうだった。

しょーちゃんは、自分の名前を俺に言ってた。

 

「うちの親が、女の子が欲しかったらしくて。着るものすべて、女の子用なものばっかで。それがすっげー嫌だったんだけど、まぁーくんは可愛いって言ってくれたから」

 

なんて言いながら、しょーちゃんは恥ずかしいそうに言うから。

 

どーしましょう。。可愛すぎるんだけど。。。

そして、まぁーくん呼びが、たまらない。。。

抑えられるか!俺っ!!←

 

俺が悶絶してるのが、分かったらしく。

 

「お…おちつけ…」

「が…頑張るよ、俺」

 

どんな会話だ。

 

夕暮れの公園で、いい大人が抱き合いながらの会話。

そろっと、いろいろマズイ。

 

「あっあのさっ」

「なんでしょうか」

「なんで、敬語なんだよ」

「いろいろ我慢してるから」

「おっ…おおそうか…じゃなくて。雅紀、店、大丈夫なの?」

 

しょーちゃんにそう言われて、はっとして公園内の時計を見れば、仕込みの時間もすでに過ぎ、忙しい時間になってて。

 

やばっ

完全に怒鳴られるパターンだ。


「早くもどらないと」


しょーちゃんは心配そうに言うけど、俺は今を逃したらダメだと思って。


「いや、大丈夫だよ」

「そういうわけにはいかないだろ。仕事だろ」


もっともです。


しょーちゃんは笑って。


「雅紀の空いてる時間教えて。その時に話してあげるから」

「でも」

「俺、雅紀のラーメン食べに行くよ」

「マジで!」

「ニノと大野さんとね」

「二人はいらない」

「でも、あの二人、雅紀のラーメン好きだよ?」

「そういう問題じゃないんだけどな…」


しょーちゃんは項垂れてる俺の頭を撫でて。


「まぁーくん、頑張れ」


ああーもー

しょーちゃんは、ひきょーだ!!!


「俺、ちょー頑張るから!だから、今日の夜、会って!」

「え?」

「明日とか、そんな待ってられないし!しょーちゃんと居たいの!」


しょーちゃんはすごい笑い出して、そして頷いてくれた。


「じゃ、待ってるね」

「うん!今は、これでガマンする!」


俺は、しょーちゃんをぎゅと抱きしめて、額にキスをする。


「これ以上は、あってからね!」


しょーちゃんは真っ赤になりながら、額に手を当てて。


「展開が早くないか?」

「いいの!」


俺はもう一度、ぎゅと抱きしめた。



つづく