おひさしぶりです!
生きてますよー\( ˆoˆ )/
゚*.。.*゚*.。.*゚*.。.*゚*.。.*゚
事務所に取り残された3人。
ん?3人?
「大ちゃん、居たの?」
事務所のソファに座りながら、こっちを黙って見ていたらしく。
「相葉くんが翔クン、泣かせたの?」
って、ニノみたいに俺を睨んでる。
しょーちゃんって、ホントに愛されてんな。
「違うって!ただ…」
「ただ、何?!」
ニノ、怖いんですけど。
俺はさっき、ニノに見せた写真を大ちゃんにも見せる。
「この子、しょーちゃんのイトコなんだって。それで、まだ俺のこと覚えてくれてて。それで…」
今でも好きなんだって
なんか、言ってて本当に申し訳なくて。
俺は全然覚えてないのに、この子は俺のことを好きでいてくれる。
もう、何年も経っているのに。
ニノは、ふーんって言って、大ちゃんの隣に座る。
「あのさ」
「何?」
この子、ホントに翔クンのイトコなの?
大ちゃんは、じっと写真を見つめて言う。
「え?そうだって、しょーちゃん言ってたけど・・・」
「そうかなぁ」
「なんで?」
ニノは大ちゃんから写真を取りあげると、もう一度じっと見る。
大ちゃんは、さっき出て行ったしょーちゃんを見つめるように。
その子さ、男じゃね?
「「は?!」」
突然の大ちゃんの言葉に、二人で大ちゃんを見る。
大ちゃんは、うーんと唸って。
「俺さ、絵も描いてるじゃん。だからさ、なんとなくわかるんだよね。実際会ってみねぇとはっきりとは言えないんだけどさ。この子さ、言っちゃ悪いけど、服に着せられてんだよ。身体と服が合ってない」
大ちゃんは真剣な目で言う。
確かに大ちゃんはパン屋をする前にそういう系統の仕事に就いてたし。大学もそっち系だ。
見る目を疑うわけじゃない。けど、俺やニノは違和感を感じてなくて。
「でもさ、俺には女の子にしか見えないんだよね」
「スカート履いてるから?リボンつけてるから?それ、取ってみ?」
大ちゃんは、ニノから写真を受け取ると机の上に乗せ、指でその部分を隠す。
「女の子に見える?」
「ええーどーだろ・・・」
女の子だと思ってみてるから、なかなかその部分を取ることが頭では難しい。
一度、ぎゅって目を瞑って、そして目を開ける。
「あれ?」
「ん?」
「…しょーちゃん?」
なんでだろう。大きくなったその子を想像すると、しょーちゃんになる。
「もしかしてさ、翔クン。親に着せられてたのかもしんないよ?理由は分かんないけどさ」
まぁーくん!
しょーちゃんが呼んでる気がする。
でも、その顔は思い出せない。
もやが掛かったままで。
何を忘れてる?
胸に引っかかるものがあるのに、それが分からない。
でも。
「ニノ!」
「何?」
「しょーちゃん、どこに行った?」
ニノなら、しょーちゃんのいる場所を知ってるはず。
ニノは、俺に写真を渡すと。
「たぶん、近くの公園だと思うよ。翔さん、考え事はいつもそこだから」
俺は、ありがとうって言って、しょーちゃんの後を追った。
つづく
おまけw
大宮説明( ´艸`)←
相葉さんが翔さんを追ったのを見届け、大野さんの方を見た。
「さっきのホントに分かってたの?」
「何が?」
「写真」
大野さんは、ああーって言って、ニャリと笑う。
「たぶん、正解だと思うよ」
「なんで?」
「翔クンが泣いてる理由を考えればわかるでしょ?」
この人は、普段ぼぉーっとしてるけど、観察力は優れてる。
「まさか…」
「俺だって、あの子女の子に見えるよ。けどさ、翔クンがその子のために泣くなんて、おかしくない?」
言われてみれば、そうかも。
いくらイトコだとしても、女の子なら分かるけど、男。ましてや、翔さんは泣かないだろう。
「あなた、勘がいいのね」
「まぁね」
だったらさぁ、俺のことも分かってる?
ちょっと、期待して聞けば。
大野さんは、ゆっくりと俺の前にきて、抱きしめる。
「知ってるよ」
そう言って、大野さんは笑った。
ホントにつづく
大宮、書きたかったのぉー←