あの日の約束。9 | 青いたんぽぽ

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ゆるーくあげていきたいと思います。


どうぞ。よろしくお願いいたしますm(_ _)m

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

゚・*:.。..。.:*・゚゚・*:.。..。.:*・゚

 

 

 

 

 

怒ってんのになんか嬉しそうに出ていったニノを二人で見送り。

 

「雅紀も飲む?」

 

なんて、しょーちゃんが立ち上がったところを、俺は近づきしょーちゃんを抱きしめた。

 

「え?何?」

 

驚いて離れようとするしょーちゃんをぐっと抱きしめて。

 

「消毒」

「は?」

「さっき、大ちゃんでしょ?」

「何が?」

「パン屋さん」

 

そう言うと、しょーちゃんは、ああって言って俺の少し見上げる。

 

やばっ!可愛い!!

 

「ニノを待ってんのにね」

 

しょーちゃんは腕の中でくすくす笑ってそう言った。

 

「ん?なんで?」

「え?知らないの?」

「何が?」

 

ニノも大野さんも、お互い片思いだって思ってるの

 

「はぁ?!」

 

そんなこと、まったく気が付かなかったけど?!

確かに、二人とも仲良いなぁって思ってたけど・・・

 

「意外と雅紀は鈍感なのかもね」

 

しょーちゃんはさらに笑うから。

 

「そんなことないよ。つか、しょーちゃんのほうが鈍感じゃね?」

「なんで?」

「この状況、どう思ってるの?」

 

事務所で俺がしょーちゃんを抱きしめてて。

 

「なんとも、思わない?」

「うーん。。最近、よくされるからなぁ」

 

普通な顔して言うことじゃないでしょ!!!

 

「しょーちゃん」

「何?」

 

危機感をお持ちなさい!

 

俺は、しょーちゃんの首元に唇を近づけ。

 

「こうされたことある?」

 

囁くように言って、軽く口づける。

そうすれば、しょーちゃんはぴくりと身体を震わせ。

 

「…やっ」

 

って甘い声を漏らすから。

 

何やってんだ、俺!

 

その声で我に返り、しょーちゃんの顔を見れば、頬を赤く染め、ちょっと潤んだ瞳で見るから。

 

これは本格的にヤバいやつです!!

 

がばってしょーちゃんを離して。

 

「ごめっ!!」

「何すんだよっ!」

「ホントにごめん!!!」

 

って謝れば、しょーちゃんは何がおかしかったのか、いきなり笑いだす。

 

「え?何?」

「その恰好w」

 

しょーちゃんの肩に両手を乗せて、腰がかなり引けてて。

いや、伸ばせないってのが正解です。

 

なんだよぉ、威力ありすぎんだろ。。

っていうか、俺にホントになにやってんだろ?

 

ちょっと冷静になったら、いろいろ治まってきた。

 

「いろいろすみません」

「ほんとになw」

 

しょーちゃんは俺から離れると、コーヒーを淹れてくれ、カップを俺に渡す。

そうして、自分のカップを持ち一口飲んで。

 

「遊びに来たの?」

「ん?」

「休憩中?雅紀は?」

 

昼時の時間帯はもう終わったから、あとは夜の仕込みだけなんだけど、まだ時間があったし。

それに…


「そうだ、しょーちゃん」

「何?」


俺はしょーちゃんに持ってきた写真を見せる。


「この子…」


しょーちゃんは写真を見るなり、さぁーと血の気が引いて、すぐにその写真を俺から奪った。


「なっなんで!!」

「え?!」





「なんで、こんな写真もってんだよっ!」







つづく