あの日の約束。5 | 青いたんぽぽ

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マナブの相葉くん、可愛かったねー

紅白の大トリ!

幸せな一年の締めくくりになりそーです❤ 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

゚・*:.。..。.:*・゚゚・*:.。..。.:*・゚

 

 

 

冷やかしと、腕の中からしょーちゃんをひっぱり出されて。

気が付けば、みんながこっちを見ていて。

 

「うちの翔さんに何してんの!?」

 

ニノの腕の中で、真っ赤な顔をしているしょーちゃん。

 

めっちゃ可愛い

 

じゃなかった!!

 

「ごっごめん!!」

 

変な気を起こす奴から守ってやる、なんて言ってた俺が変な気を起こしてどうするんだ!

 

「変な気起こしなんじゃなくて!」

「起こしてるじゃんね」

「そうじゃなくて!しょーちゃんのプレゼントが嬉しくて!」

「嬉しいとキスしちゃの?相葉くんは?」

 

松潤がにやにやしながら、俺の方を見ている。

 

「そうじゃなくて」

 

可愛かったんだよ、ホントに。

男なのに、あんな可愛い顔して俺の方を見てくれたから、嬉しくなって。

自分を抑えきれなかったんだ。

って、言えるわけもなく。

ニノが、めっちゃ怖い顔して、睨みつけてる。

 

「あのね、うちの翔さんはこんな野蛮な人の側にはおけません」

「野蛮って。てか、ニノもしょーちゃんのこと抱きしめてんじゃん」

「俺はいいの!うちのですから!!」

 

そんな理由ねぇだろ

 

「あっあのさ…」

 

しょーちゃんがニノの腕から離れると。

 

「オレさ、一応大人の男なわけよ。だから、女の子みたいな扱いされると恥ずかしいんだけど」

 

みんなの視線を一斉に集めてて。それは恥ずかしいわけで。

紅い顔をしたまま、俺の方をちらりとみるから。

 

たまんねぇ!!!

 

と、悶えるのを我慢して。

 

「ごっごめん!」

「別に海外なら、こんなことは普通だろ。まぁ、ここは日本だけど。それに今日は、雅紀の誕生日なんだから、雅紀の自由にしていいんじゃね?」

 

にこって笑って言ってくれるから。

俺、どーしたらいいんでしょ?!

 

「そっそうだよね!さっ、しょーちゃんも来てくれたことだし。始めようぜ!」

 

俺はグラスを持ち、しょーちゃんに渡す。

 

「はい、皆さんグラスもってぇー!いくよー!はい、俺、おめでとー!!」

 

変なテンションのまま、そう叫べば、みんな笑いながら、乾杯をした。

 

 

それから、主役の俺をそっちのけで、しょーちゃんの周りは人だかり。

俺、今日、誕生日だよね?!って言いたくなるくらいで。

 

「あの飲み会の再来だよ」

 

隣でニノが引きつった笑いをしながら、しょーちゃんを見てる。

 

「まさに、その通り」

「翔さん、分かってないからな」

「何が?」

「あの人、人を引き寄せる魅力に気が付いてないからね」

「確かに」

「で、相葉さん」

「何?」

 

なんで、あなたと翔さん、「雅紀、しょーちゃん、」呼びなのよ?

 

ニノが不思議そうに聞いてきた。

まぁ、そう思うでしょうね・・・

 

「あの飲み会の後、二人で帰ってさ。その時、お友達になったんだ。だから」

「なんだ、それ」

「だってさ、友達になりたかったんだもん」

「子供かっ」

 

あの日、自分の名前に聞き憶えがないか?って言われて。

デジャヴのようなものを感じて。

憶えていけないことを、俺は忘れてる。

そんな感じが、しょーちゃんを思い出すたびにそう思えて。

 

いつ?

どこで?

何を忘れてる?

 

ずっと、それに捕らわれてる。

 

「何?」

 

ぼーっとしているような俺をニノがじっと見つめて。

 

「あのさ」

「何?」

 

 

翔さんとどこかで会ってる?

 

 

ニノが静かに聞いてきた。

 

 

 

つづく