あの日の約束。2 | 青いたんぽぽ

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連投みたくでごめんねー

 

横山くんをあまり知らなくて。。

ファンの方、ごめんねー

 

 

 

 

 

 

 

 

 

゚・*:.。..。.:*・゚゚・*:.。..。.:*・゚

 

 

親にぶつぶつ言われながら、支度をして店を出る。

 

ごめんね、すぐ戻るから

 

そう思いながら、いつもの店に行けば、めちゃめちゃ元気に俺を呼ぶヨコがいて。

その隣には、めっちゃ不機嫌そうなニノが座ってる。

あまりの対象的な二人に笑いをこらえながら、二人のところに行く。

 

「遅くなって、ごめん」

「ええよ。まだ、来てないし」

「俺、帰ってもいい?」

「まだやって言うてるやろ」

「今日、新作のゲームしようと思ってたのに。お前の奢りな」

「ええ子捕まえたらな」

「援護射撃、任せろ」

「頼もしいわ」

 

くだらない会話を聞きながら、俺はニノの隣に座る。

 

「あれ?松潤は?」

「あいつは、来ない。彼女に怒られんだろ」

「確かに」

「だから、ニノに頼んだ。あれ、もう一人は?」

「ああ、遅れてくる。覚えの悪い生徒に捕まってさ。もう少ししたら、切り上げてこいって言ってある」

「大変だね」

「そうなんだよ。っていうか、翔さん狙いのやつだからね」

「翔さん?」

「あっ、新しい子って言ってたじゃん。その子。めっちゃ可愛いから」

「お前さ、そんな子連れてきたら、俺の立場ないやん」

「大丈夫、翔さん。全部お持ち帰り出来そうだから」

「それがあかんって言うてるやろ!!!!」

 

二人の掛け合いが続いてるうちに、女の子たちが入ってきて。

 

確かにレベル高い

 

俺らの前に座ると、ヨコのテンションが上がってきてた。

 

単純にもほどがあるw

 

そうニノと目を合わせながら笑い、とりあえず、自己紹介をしながら飲み会が始まった。

 

 

結構な時間が過ぎ、なかなか盛り上がる。

女の子たちも可愛いし、話も楽しい。

そのうち、席も移動して、おっいい子じゃんって思う子が隣に座って話が盛り上がり始めたとき。

 

「すみません、遅くなりました!」

 

入ってきたのは、爽やかなイケメンで。

女の子たちの目の色が変わって。

 

まぁ当然でしょ

 

って思うくらいで。

 

「遅くなりすみません。オレ、櫻井翔って言います」

 

どこのエリート営業だってくらい、好印象な彼は、ニノを見て片手でごめんって謝った。

 

それからの女の子の行動は早かった。

櫻井さんの席をすぐに作り、周りを固めた。

 

分かりやすくて、清々しいくらいだw

 

そんな女の子たちの行動に慌ててるヨコを笑いながら見て、ニノの隣に座る。

 

「全員持ってかれたね」

「だろ」

 

ニノは楽しそうに櫻井さんを見ながら、グラスを空ける。

 

「あのポスターさ、翔さんで作ろうとしたんだけど、本人に断固拒否られてさ。絶対、俺より翔さんのほうが受けいいだろ」

「ニノの受けもいいけど?」

「当たり前だろ、俺を誰だと思ってんの?」

「はいはい」

「そんなことは置いといて。翔さん、可愛いだろ?」

 

ニノはにこにこしながら、櫻井さんを見てる。

 

「男だろ?」

「だから、何?」

「イケメンとは思うけど、可愛いとまで…」

 

ニノと櫻井さんを見ながら話してたんだけど。

女の子たちとヨコに囲まれながら、にこにこしながら話してる櫻井さん。

話を聞いてあげたいんだけど、お腹が空いてるのか、大きな口開けながら口いっぱいに頬張ったり、気になる料理の皿に鼻を寄せて嗅いだり。

なんだろう、男なのに、いちいちそんな行動が小動物みたいで。。

 

「可愛いかも」

「だろ」

 

ニノは俺の言葉に満足したみたいで頷く。

 

「翔さん入ってからさ、翔さん狙いの子が結構入ってくれてさ。こっちとしては嬉しい限りなんだけど、追い払うのも大変なのよ」

「じゃ、ポスターいらないんじゃない?」

「作ったからには、もったいないだろ」

「確かにねw」

「さぁ、翔さん来たし。俺、帰るわ」

「え?」

「だってさ、居たってどうしようもないだろ」

 

ニノは櫻井さんの方を指し笑う。

全員持ってかれて、俺とニノだけ取り残されてて。

 

「どうする?相葉さんも帰る?」

「うーん。もうちょっと、ここでヨコを楽しんでるw」

「そ。じゃ、俺帰るけど、会計はヨコにな」

 

しっかりしたやつだw

 

ニノは、俺の肩をぽんって叩いて。

 

「翔さんのこと、よろしくね」

 

そう言って、さっさと帰って行った。

 

 

 

つづく