あなただけをみつめる。12 | 青いたんぽぽ

青いたんぽぽ

ぽそぽそと書いてます…
腐なので、ご注意ください(笑)

常に雑食←

 とても素敵な画像を作られている方がいらっしゃって。
俺の突然のワガママを心から優しく受けていただき、凄く素敵なポスターを作っていただけたので、お借りしました。
 
本当にすごく素敵だったので、俺幸せ(๑˃̵ᴗ˂̵)
 
a-ちゃん様、本当にありがとうございました!
もう一人方のも、このお話ではないのですがお借りしたいと思ってますのでよろしくお願いいたします!(ここで言うな。すみません。)
 
 
 
 
 
 
 
 
☆.。.†:*・゜☆.。†.:*・゜
 
 
 
 
 
 
相葉さんの誘ってくれた店が開くまで少し時間があって、その近くの店で軽めの夕食を取る。
ここに来るまでの相葉さんに対する違和感はまったく無くなってて、楽しく過ごしてる。
 
オレの勘違いだったのかなぁ
 
そう思いなおして、大好きなオムライスを食べて、相葉さんの誘ってくれて店に行った。
 
 
 
ここ、オレの雰囲気に合ってんの?
 
そう思うほどお洒落なBARで、女の子をデートに誘うにはもってこいの感じで。
とても男2人で飲みに来るにはもったいない。
相葉さんにエスコートされ、カウンターに座る。
 
ああ、ジャケットにすればよかったかも。
 
相葉さんは、普段もジャケットを着て先生らしい感じなんだけど、今は大人な感じの格好で。
このBARにあっている。それに比べてオレは。。。
 
子供っぽくね?
 
まさかこんなとこだと思ってなかったし。
なんて、そわそわしてると。
 
「どうしました?」
 
なんて優しく微笑まれるから。
 
「いえ。ちょっと、服装間違えたのかな?って」
 
おどけた感じで答えれば、相葉さんはふふふって笑って。
 
「大丈夫ですよ。似合ってますよ」
 
って、ちょっと違う答えが返ってきた。
 
そうじゃないんだって
 
「オレ、合ってないんですよ。こんな大人っぽいとこだと思ってなくて」
 
って言ってから気が付いた。
 
「あっ、それで」
「え?何がですか?」
「さっき、オレを迎えに来てくれたとき、相葉さんオレ見て、え?ってなったじゃないですか」
「なりました」
「でしょ?こんなお洒落な感じのとこなのに、こんな格好してきたから」
 
そう言うと相葉さんは、困ったなって顔して。
 
「そうじゃないんですよ。こんなこと、すごく男の人に失礼だなって思うんですが」
「はい?」
 
「櫻井さん、すごく可愛いなって見惚れちゃったんです」
 
「は?!」
 
相葉さんは少し照れたように言うから、こっちが照れてしまう。
 
「前から、綺麗な人だなって思ってたんですけど、さっき櫻井さんを迎えに行ったとき、可愛いなぁって。すみません」
「いや・・・」
 
顔を赤くして言うもんだから、本気で照れる。
 
「えっと・・・ありがとうございます」
 
返しがこれで合ってるのかどうかわからないけど。
 
お互い照れた感じで俯いてると、カウンターの向こうで、くすくすと笑いながら店のマスターが。
 
「付き合いたての恋人同士みたいですね」
 
なんて言うから、驚いて顔を上げる。
 
「なっ何言ってんの?!」
 
相葉さんは、マスターにそう言えば。
 
「だって、相葉ちゃん。こんな綺麗な人連れてくるんだもん。俺、驚いたよ」
「ばっバカなこと言わないで」
「そう?ホントのことだし。お連れさん、ホント、男の人なのに綺麗ですね」
「褒められてます?」
「俺、嘘言いませんよ」
 
マスターはまたくすくす笑いながら、ご注文は?と聞くから、お勧めで。で答える。
 
久しぶりにこんなに褒められて?困ってしまう。
 
オレ、どんな風に人に見られてるんだろう?
 
気になって、どこかで自分の姿を確認しようかと店内を見渡せば、ものすごく気になるポスターが。
 
おいおい。なんで、あいつのがあるんだ?
 
この店の雰囲気を壊さずアート作品になって飾ってある一枚のポスター。
 
 
{CC713C5F-E0A9-4E75-A3DB-AEED89CCD9F3}

 
 
色気全開の松本の姿。
 
「あれ・・・」
 
俺が驚いて固まって見つめてると。
 
「カッコいいですよね、彼」
「はぁ」
「前にここで彼の映画の撮影があって。彼、ホントのバーテンダーみたいでカッコよかったですよ」
 
なんて言うから、あの抜け出してきた時か?と思い出す。
 
「ホント、カッコイイですよね、松本さん。櫻井さんとお似合いです」
「はぁ?!何言ってるんですか?」
 
相葉さんは、松本のポスターを見ながら。
 
「羨ましいですよ、ホントに」
 
とぽそりと呟いた。
 
 
 
 
つづく