愛ゆえに愛の果てに

作 満月 たんぽぽ

《初めて描いたイメージしかないBLです気持ち悪かったらごめんなさい》

リュウ (異常な程親友に恋愛感情を抱く青年)

ジュン(婚約したことを親友に知らせに来た青年)

ミナコ(ジュンの婚約者)

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リュウ
「ダメだ、ジュン行かせない」

ジュン
「離してくれよ、リュウ」

リュウ
「ジュンが諦めてくれたらロープを解くさ」

ジュン
「諦めない。諦めれるはずがないだろ?オレは、ミナコと結婚する」

リュウ
「ジュン、こんなに強く深く抱き締めてるのに、どうして感じ取ってくれないんだ。僕の愛を」

ジュン
「痛いくらい感じてるさリュウ、だけどオレは…」

リュウ
「言うな!言わせないッ!!」

SE
リップ音《キス》

ジュン
「んッ...///」

リュウ
「好きで好きでおかしくなっちまったんだ僕は制御が効かないんだ。…誰にもお前を渡したくない。例えミナコにも」

ジュン
「ミナコはオレの幼なじみなんだよ、リュウよりずっと一緒にいるんだ」

リュウ
「知ってるさ、ずっとお前はアイツと一緒だ。だからオレはアイツが嫌いだ。殺したいくらいに」

ジュン
「リュウ、辞めろ辞めてくれ。キミは殺ってしまうヤツだから、だから辞めてくれ!」

SE ピンポーン とドアのインターホン

ミナコ
『こんにちはーミナコです。リュウ君いますか?ジュンと連絡取れなくて知らないかと思って』

ジュン
「ミ、ミナコ?!ば、ばか!!来るな!!」

SE ゴソゴソと物色する音

SE チョキチョキとハサミを動かす音

ジュン
「リュウ…ハサミなんて持って……お前…や、ヤメロ…」

SE カチッ インターホンのボタンを押す音

リュウ
「ミナコちゃんかぁ、久しぶりだね。おいで?ロック今開けたから」

ジュン
「ミナコ!来るなっ殺さっ…んんん!!」

リュウ
「ダメだよジュン。ミナコにバレちゃうだろ?」

SE 深い口ずけをする音 《クチュクチュ》

ジュン
「ハァ…///ハァ…///や、辞めてくれ。リュウ。頼むオレは、ミナコが好きなんだよ」

SE 深い口ずけをする音 《クチュクチュ》

ジュン
「リュウ…ハァ…///ハァ…///俺たち男同士だろ?」

リュウ
「関係ないよジュン」

SE リップ音《キス》

リュウ
「男同士でも僕は、深く深くジュンが好きだ。愛してる。ジュンの全てが欲しい。そんな風に赤い顔して荒い息をしてるお前の顔をもっともっと見ていたい。さっきみたいに引きつった顔も全部誰にも渡さない」

ジュン
「き、キミがあんな深い口ずけしてくるからだろ?あんな甘い口ずけされたら誰だって…」

リュウ
「僕にだけ向けてよ。あの顔。ミナコには向けるなよ」

ジュン
「リュウ!もう、もう辞めてくれ!」

リュウ
「辞めないよ?」

SE 深い口ずけ音 《クチュクチュ》

ジュン
「リュウ…ハァ…///ハァ…///ヤメロ…」

SE ガチャ 玄関ドアが開く音

SE 足音

ジュン
「み、ミナっんん…///」

SE 深い口ずけ音 《クチュクチュ》

SE ガチャ ドアが開く音

ミナコ
「っ!?な、何してるの。あんた達…」

ジュン
「ミナコ…ハァ…///ハァ…///。に、逃げろ!」

ミナコ
「何言ってんの?ってかなんで抱きついてキスなんてしてんの?キモイんだけどあんたら」

リュウ
「ミナコちゃんいらっしゃい。キモくないでしょ?綺麗だよ?僕ら愛し合ってるの見てわかんない?興奮しない?」

ミナコ
「は、はぁ?愛し合ってって?」

リュウ
「ミナコちゃんにこんな風にキスしてジュンを気持ちく出来る?」

SE 深い口ずけ音 《クチュクチュ》

ミナコ
「うっ…///や、やめなさいよアンタら男同士で何やってんのさ!ジュンの縄を解きなさい!!」

SE リップ音《キス》

リュウ
「イヤだね、コレ見てわかんない?」

ミナコ
「は、ハサミ?!あんた…冗談だよね?」

リュウ
「冗談じゃないよ?もちろん傷つけるのはジュンじゃないよ?ミナコちゃんだよお前をジュンの前から消すんだ、永遠に」

ジュン
「リュウ!キミはわかってない!オレが大事ならオレを思うなら、オレが愛する人をお前も大切にしてくれよ!リュウも大事だけどそれは𝑳‌𝑶‌𝑽‌𝑬じゃない!」

SE リップ音《キス》

リュウ
「可哀想に、洗脳されちゃったんだね。僕が愛で癒してあげるから、僕だけを愛せよいいかげんに。もっともっとキスしたらわかってくれるかなぁ?」

ミナコ
「アタマおかしいんじゃない?あんた…イッちゃってる……」

リュウ
「ミナコちゃんも逝かせてあげるよぉ…(ニコッ)地獄に…ね!! ウラァ!!」

SE ドゴ! っとハサミが壁に突き刺さる音

ミナコ
「きゃあああ!」

ジュン
「ミナコッ!」

ミナコ
「リュウくんもう辞めようよ!?リュウくんおかしいよ!!」

リュウ
「僕はジュンとずっとずっと愛し合いたいんだ、二人で深く深くどこまでも。ミナコちゃんは要らないんだよ。 ウラァ!!」

ミナコ
「やぁぁ!!や、や、辞めてぇぇ!」

SE ミナコが尻もちをつく

ジュン
「わかった!わかったからリュウ!オレを見てくれオレだけを!ミナコには黙って出てってもらう、だから…頼むよリュウ」

リュウ
「やっとわかってくれた?ジュン!ありがとうジュン!」

SE リップ音《キス》

ジュン
「オレだけを見てくれ、オレだけを。ミナコはもういいから。オレを愛して生きてくれリュウ」

SE リップ音《キス》

ミナコ
「ジュン…そんな……」

ジュン
「ごめん、ごめんなミナコ、ありがとう。お前はオレ無しでも幸せになれるはずだ。オレはリュウと生きる。もう消えてくれ、頼む…頼む!」

ミナコ
「……ジュン…いつか…いつか…」

SE 足音

SE ガチャ ドアの閉まる音

リュウ
「さ、ジュン!二人で幸せになろう!」

SE 深い口ずけ音 《クチュクチュ》

ジュン
「んん…///ハァ…///ハァ…///ジュン。一つだけ約束して?」

SE リップ音《キス》

リュウ
「なんだよ改まって?僕らの仲じゃんなんでも言えって」

ジュン
「オレの事はなんでもしていいよ。キスも、拘束も、それ以上のこともなんだって。だけど、だけど!もう誰のことも、もちろんリュウ自身も傷つけないでくれ」

リュウ
「なんでも?!ホントに?嬉しいなぁ♡」

ジュン
「うん、なんでも」

リュウ
「じゃあさ!」

SE リップ音《キス》

リュウ
「海外に行って籍を入れて盛大な結婚式しよ!」

ジュン
「わかった。身も心も捧げるからだからもう、誰も傷つけんな、な?」

リュウ
「ジュン!お前どんだけ可愛いんだよ!」

SE リップ音数回《キス》

リュウ
「幸せにする!ミナコのことを永遠に忘れさせてやる!僕しか考えられなくなるくらい愛してあげるからな!」

ジュン
『ミナコ、お前だけは幸せになれ。もうお前との約束は果たせないけど、オレはリュウを孤独にも出来ないんだ。リュウには笑っていて欲しいんだ。お前やリュウが幸せなら、オレは…オレは……』