ゴルフの世界では《グリーンへのアプローチ》がとても重要だ。
グリーンの近くからピンそば1m以内に寄せることができれば大成功。後はパターでチョン=1打で済む。
それ以外だと1打で済まない確率が高くなる。
30yくらいのアプローチが絶望的に苦手な僕は「フワッとしたボールを打って、コロコロと転がってピンの近くにいく」というイメージで打っていた。
イメージ的にはこの打ち方で間違いはないと思う。
20y地点にボールを落として、残り10yをコロコロと進めばその通りになる。
問題は「フワッと」だ。
実はこの言葉に過剰に反応して打っていたことに気づいた。
フワッとするのはボールだけでいいのに、手首も肩も下半身もチカラを抜いて、それこそ「フワフワ」の状態で打っていた。
フワフワした気持ちで打てば、その気持ちがボールに伝わって、フワッとしたボールになるだろうと思っていた。
いやいや、
そういうことじゃないから!
気持ちがボールに乗り移るわけでは無いのだ。
ゴルフはそんなオカルトなスポーツじゃない。
フワフワなもんだから軸や打点がぶれて、ダブりトップになるのは当たり前だ。
今回は判明したから良かったけど、もしかしたらこんな感じで勘違いしたままの事が今までにもけっこうあった気がする。
判明した方が良かったのか、勘違いしたままの方が良かったのかはよく分からない。
そんな感じの勘違いをする人間が、よくぞここまで生きてこれたもんだと、我ながら自分の運の良さに感心する今日この頃だ。
※ 大人になった今、何もないより色々あったほうが楽しいんじゃないかと思うようになった。子供の頃はこの本に載っていそうな事を真面目に信じていたが、実のところ真相なんてどうでも良いのかもしれない。