パリ五輪:陸上5日目出場選手紹介(イブニングセッション) | 小田雅起のブログ『オダリンの○○』

パリ五輪:陸上5日目出場選手紹介(イブニングセッション)

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パリオリンピック陸上競技5日目、イブニングセッション出場選手紹介いきます!

 

男子3000m障害は日本記録保持者の三浦選手と今年日本一の青木選手は昨年の世界陸上同様に決勝進出なるか?世界陸上の男子200mで準決勝進出経験のある3人が登場!

 

・男子3000m障害:予選(日本時間2時4分頃競技開始)
三浦 龍司選手(SUBARU):五輪2大会連続2回目の出場(21年)

東京五輪の予選で自身の持つ日本記録を更新する8分09秒92で日本勢49年ぶりの決勝進出、決勝では初の7位入賞。昨年はダイヤモンドリーグのパリ大会で東京五輪予選で出した日本記録を0秒01更新する8分09秒91の日本新記録樹立(アジア歴代6位タイ、日本学生歴代1位)、これにより2023年日本学生新記録章が贈られた。世界陸上では青木選手と共に日本勢20年ぶりの決勝進出、決勝では世界陸上の同種目日本勢初の6位入賞の快挙、これによりパリ五輪は参加標準記録8分15秒00を突破すれば即内定となる。ダイヤモンドリーグは2年連続でファイナル進出、ファイナルでは昨年の4位に続き5位と上位に入った。日本陸連アスレティックス・アワード2023で優秀選手賞。春に順天堂大学を卒業しSUBARUへ入社、織田記念は大会新記録で制す。5月ダイヤモンドリーグのドーハ大会で8分13秒96で参加標準記録を突破し代表内定。7月ダイヤモンドリーグのパリ大会は自己3番目のシーズンベストで7位。

その他3000m障害U20アジア歴代2位、U20日本歴代1位。3000m日本歴代7位、U20日本歴代1位とU20アジア歴代4位。ハーフマラソンではU20アジア最高記録保持者でもある。


青木 涼真選手(Honda):五輪2大会連続2回目の出場(21年)

自己記録は22年に出した日本歴代5位の8分20秒09。21年東京五輪は予選敗退。昨年は7月のアジア選手権で日本勢36年ぶりの金メダル獲得、8月の世界陸上は三浦選手と共に日本勢20年ぶりの決勝進出を果たし14位、10月のアジア大会で銀メダル獲得。2023年日本GPシリーズ種目別チャンピオンにもなった。今年1月に渡米し海外のレースを転戦、国内では日本選手権で初優勝3000m障害以外では昨年ボストンの室内競技会の1マイルに出場した際は室内日本歴代2位の記録を出したが、今年同じ2月に大会で3分54秒84の室内日本新(アジア新)樹立。パリ五輪はワールドランキングのターゲットナンバー内に入り出場権獲得。

 

・男子200m:予選(日本時間2時55分頃競技開始)
鵜澤 飛羽選手(筑波大学):五輪初出場

アニメが好きで自身のSNSにもよくアップされている。昨年立て続けに自己記録を更新、日本選手権は自己新記録で初優勝、7月のアジア選手権で現自己記録の日本歴代8位タイ(学生歴代3位)20秒23の大会新記録で金メダル獲得、初出場の世界陸上でも準決勝進出。しかし10月のアジア大会は右ハムストリングスの肉離れの為に出場辞退。2023年日本GPシリーズ種目別チャンピオン、男子総合でも5位。今年は2月の豪州の競技会でシーズンイン、5月の静岡国際はセカンドベストで2連覇、ラストイヤーとなる関東インカレは2年ぶり2回目の優勝。セイコーGGPも制したがフィニッシュ後に転倒、頭部や肩を強打し医務室に向かった後に救急車で搬送され脳震盪と診断された。日本選手権も連覇達成。パリ五輪はワールドランキングのターゲットナンバーに入り出場権獲得。パリ五輪は4×100mリレーのメンバーにも選出されている。


上山 紘輝選手(住友電工):五輪初出場

自己記録は22年出した日本歴代10位20秒26。昨年アジア選手権で銅メダル、アジア大会では金メダルと4×100mリレーで銀メダル獲得。世界陸上にも22年と23年に出場し22年は準決勝進出。台湾オープン2位。日本選手権2位。パリ五輪4×100mリレーの出場権をかけた世界リレーにも出場、予選を全体2番目のタイムで通過し見事出場権を獲得、決勝はメダルまで0秒01差で4位。パリ五輪はワールドランキングのターゲットナンバーに入り出場権獲得。パリ五輪は4×100mリレーのメンバーにも選出されている。

 

飯塚 翔太選手(ミズノ):五輪4大会連続4回目の出場(12年、16年、21年)

五輪4回、世界陸上5回、アジア大会2回出場のベテランで今大会男子の主将に選ばれた。自己記録は16年に記録した日本歴代3位20秒11。五輪は12年ロンドン五輪200m予選敗退、4×100mリレー4位。16年リオ五輪200m予選敗退、4×100mリレー銀メダル獲得(当時の日本新記録、アジア新記録)。21年東京五輪200m予選敗退。今季は3月に母校中央大学の記録会でシーズンイン。静岡国際2位、台湾オープン優勝、セイコーGGP3位、日本選手権4位。100mでは出雲陸上で2位と同タイムだったが飯塚選手が僅かに競り勝ち制したパリ五輪はワールドランキングのターゲットナンバーに入り出場権獲得。パリ五輪は4×100mリレーのメンバーにも選出されている。