パリ五輪:陸上3日目出場選手紹介(モーニングセッション、イブニングセッション) | 小田雅起のブログ『オダリンの○○』

パリ五輪:陸上3日目出場選手紹介(モーニングセッション、イブニングセッション)

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パリオリンピック陸上競技3日目、花形種目の男子100m始まります。

 

ではモーニングセッション出場選手紹介いきます!(本日イブニングセッションで実施される種目に出場する日本代表はいません。)

 

モーニングセッション

・男子100m:予選(日本時間18時45分頃競技開始)
サニブラウン アブデルハキーム選手(東レ):五輪2大会連続2回目の出場(21年)

100m9秒97と200m20秒08の自己記録は共に日本歴代2位、4×100mリレーの日本記録(アジア記録)樹立時のメンバー。100m日本人2人目の9秒台の元日本記録保持者だが唯一複数回9秒台を記録。東京五輪は200mに出場し予選敗退。世界陸上では17年200mで18歳5ヶ月の使用最年少の決勝進出で7位、100mは22年に日本人初の決勝進出で7位、23年も再び決勝に進出し6位の快挙。23年の世界陸上で入賞した事でパリ五輪は参加標準記録10秒00を突破した段階で内定となる。屋外初戦で10秒02、その後10秒04、日本でもセイコーGGPの予選で10秒07をだすも決勝はけいれんを起こし8位だった。しかし2週後のダイヤモンドリーグのオスロ大会で9秒99を出し代表内定。パリ五輪の4×100mリレー出場権をかけた世界リレーの予選では1走を務め決勝に進出し見事出場権獲得、決勝は走っていないが日本はメダルまで0秒01差の4位。パリ五輪は4×100mリレーのメンバーにも選出されている。「日本陸連 アスレティックス・アワード 2023」優秀選手賞。

 

坂井 隆一郎選手(大阪ガス):五輪初出場

22年と23年は世界陸上に出場、22年は準闕所素進出。ロケットスタートが武器で自己記録は22年に記録した日本歴代7位タイ10秒02。4月に腸腰筋を痛め今季初戦は5月の木南記念となったが見事地元で優勝。しかしセイコーGGPはスタート直後に内転筋がつってしまい9位。布施スプリント3位。日本選手権は下記の東田選手に0秒01競り勝ち2連覇達成、同種目の連覇は12年ぶりの快挙。パリ五輪はワールドランキングのターゲットナンバーに入り出場権獲得。4×100mリレーはダイヤモンドリーグ第10戦で1走を務め38秒07でトップ。パリ五輪は4×100mリレーのメンバーにも選出されている。

 

東田 旺洋選手(関彰商事):五輪初出場

昨年SANOトワイライトゲームズで現在の自己記録10秒10を記録して優勝、その後には日本実業団選手権も制した。今年は室内競技60mで世界陸連の室内ツアー・ゴールド第1戦で自己新記録6秒59で3位、第4戦も3位に入った。100mは出雲陸上とセイコーGGP2位、織田記念と木南記念4位、布施スプリント優勝。日本選手権は1位と0秒01差の10秒14で2位、3位と同タイムだが0秒005の差で東田選手が先着した。パリ五輪はワールドランキングのターゲットナンバーに入り出場権獲得。パリ五輪は4×100mリレーのメンバーにも選出されている。

 

サニブラウン選手は世界陸上で史上初の決勝進出をしましたが、これが五輪となると今回決勝進出者がでるとなんと92年ぶりとなります!さぁがんばれニッポン