「超力戦隊オーレンジャー」全話視聴 | 小田雅起のブログ『オダリンの○○』

「超力戦隊オーレンジャー」全話視聴

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東映特撮 YouTube Officialで配信されていたスーパー戦隊シリーズ第19作「超力戦隊オーレンジャー」全話視聴しました。

 

レンタルビデオを借りたりもしましたが小2以来の久々の視聴です。今回も私の感想を交えつつ今作を知らない方でも楽しんでもらえるように魅力や特徴を書いていき最終的に今作に興味を持ってもらえれば嬉しいです。

 

・オーレンジャーとは

第1作ゴレンジャーから数え20周年にあたる今作は原点回帰としてゴレンジャーの様な軍事組織である。初期は作風がややかたい印象があったが路線変更でコミカルさなども増えていった。OP映像も赤は単独の紹介で以降は緑と青、黄と桃と2人セットで紹介される珍しい構成になっている。変身前の衣装と言えば自分のトレードカラーが入ったものを着用するのがお馴染みだが今作は軍服のため男女でデザインが少し異なるだけで同じものを着用しているのも珍しい点。

 

・あらすじ

6億年前に存在したの超古代文明、超古代人によって作られた機械生命体が知能をもって反乱を起こす、戦いの末に機械生命体は宇宙に逃亡、バラノイア星で仲間を制作しマシン帝国を作り上げた。そして6億年後の1999年(放送は95年)、力を蓄えたマシン帝国バラノイアが襲来、パリとニューヨークは襲撃され次は東京が狙われる事に、これに立ち向かうべく超古代文明が残した超力を身に付けたU.A.(国際空軍)所属の5人の隊員により結成されたのがU.A.O.H.、つまりオーレンジャーである。因みにU.A.O.H.の読み方は「ユーエーオーエイチ」で決して「ウアオー」ではないぞ!

 

・デザイン

ゴーグルが☆!?ゴーグルが三角や四角の戦士は他にもいるけど、口を含めゴーグル以外の部分が1色と言うシンプルすぎるデザインは始めて見た時は子供ながらに驚きました。

 

・挿入歌やBGMがとにかく格好いい

今作は非常に格好良くて印象的なBGMが多くて作品を盛り上げてくれます。特に挿入歌「虹色クリスタルスカイ」、当初は主題歌として作られたようですが格好良くて評価が高く番組最終回のEDでも使用されるだけでなく、インストゥルメンタル版を含め前作カクレンジャーや次作カーレンジャーと共演した際も使用、他の戦隊は主題歌が使用される事の多かったタイムレンジャー内での今作の紹介場面やゴーカイジャーでもこの曲が使用された。

 

・メカが豊富

今作はとにかくロボが多く発売された。1:初期の5台のメカが合体し大きな1体の巨大ロボ、2:パンチングマシン、この1と2が合体!3:更にこの1・2の計6体が収納及び合体する巨大ピラミッド型ロボ、4:後期ロボとして5体の小型人型メカが合体した大きな1体の巨大ロボ、5:タイヤ型のロボ、6:ガンマジン等々実に豊富である。特にピラミッドとタイヤと後期ロボのオーブロッカーのデザインは驚いた。画像で載せているのは1のオーレンジャーロボ、格好いいね!

 

・敵が強い、そして敵組織内の愛

マシン帝国と言うだけあって冷酷で非情であり、人間の命や愛を軽んじる。メカなのに犬にかまれて痛がったりなど面白い一面もあった。帝国なので皇帝と皇紀と皇太子が存在する。オーレンジャーとの戦や帝国内での内乱により皇帝と皇太子が倒れ皇紀は深い悲しみに落ちたり、終盤では皇紀が孫の機械生命体に対し「こんなに可愛い孫を生んでくれて、おばあちゃんの私には何よりのプレゼントですよ」と言ったり、最終回では敵基地に乗り込み武器を向けてきたオーレンジャーに対し「私はどなってもいい、でもこの子の命だけは助けてちょうだい、お願い。」と懇願し、これまでの罪を償う形で自害をするなど、機械生命体同士では人間と変わらぬ愛を見せた。そして現在に至るまで数多くのスーパー戦隊の敵組織が地球侵略を企てたが本当に、しかも半年も地球を侵略したのはこのバラノイアのみである。戦闘員も強かった、第1話でまだ変身能力が無いとはいえ緑青黄桃の4人を大いに苦しめた。戦闘員をここまで脅威に感じた作品も珍しいものである。でも戦闘員を素手で倒す三浦参謀長はやはり凄いな。

 

・VSシリーズ

オーレンジャーが前作カクレンジャーと共演する作品が制作。この頃はVシネマだが記念すべき1作目、以降も現役戦隊と前作の戦隊が共演するVSシリーズは定番化しVシネマから始まり現在では劇場公開作品として定番化した。

 

・戦士や関係者

星野吾郎/オーレッド(演:宍戸勝さん/現:宍戸マサルさん)

隊長で階級はU.A.時代は中尉だったがオーレンジャー配属後は大尉に昇格。真面目で強い正義感をもち、冷静沈着でリーダーシップに優れ慕われるまさに隊長に相応しい存在。空手など武道が得意、変身後は剣技を得意とする。大切にしている物は「日本一長い母の手紙」、皆さんが思っている以上に長い長い手紙です、「かあさんの歌」をBGMに目をうるわせ手紙を読む場面は面白い。とにかく力強い声が印象的で戦闘中の掛け声「うわぁたぁぁっ!」が好きな人は多いはず!35作目ゴーカイジャー登場時もU.A.O.H.に所属、階級は不明だが階級の高そうな軍服を着用していた。


四日市昌平/オーグリーン(演:正岡邦夫さん)

副隊長で階級は中尉。入隊前はボクサーだったのでそれを取り入れた話があったりや変身後もパンチ技が多い。3枚目キャラで作品のムードメーカー。ラーメンが大好きでラーメン屋の無料券を大事に持っていたりラーメン屋がでてくる話にもからんでくる。


三田裕司/オーブルー(演:合田雅吏さん)

階級は中尉。器械体操が得意で変身後はアクロバティックな戦法を披露。気が強いが優しい一面を見せる事もある、しかし短気な一面を見せる事も結構多かった。普段どのような生活をしているのかは分からないが、残高3982円の貯金通帳を大事にしている。


二条樹里/オーイエロー(演:麻生あゆみさん)

階級は中尉。マーシャルアーツの使い手で変身後もキック技を多く披露、他にもヌンチャク型の武器ツインバトンでの戦闘も得意、第2話のどこに向かってツインバトンを振り回しているのかよくわからない場面、久々に見たが今回もよくわからなかった(ピンクも同様に)。可愛いものが大好きだったりファッション対する意識も高い、勇敢で負けず嫌いな性格故に先走った行動をした事もあるが終盤では突っ走りそうになった桃を止めるほどに成長。そして23話は必見!


丸尾桃/オーピンク(演:珠緒さん/現:さとう珠緒さん)

階級は中尉。中国拳法と合気道の使い手で変身後は平手打ちなどを取り入れた戦法を披露、他にも気功技も得意。下町育ちで昔の遊びが大好き。自分のスタイルや美貌に自信を持っている。35作目ゴーカイジャー登場時もU.A.O.H.に所属していて防衛事務次官になっていた。載せているカードは2001年に発売されたお菓子のおまけだが、他の戦隊の戦士は変身後の姿のカードに対しオーピンクは丸尾桃も写った特別仕様、理由は分かりませんがやはりさとう珠緒さんの知名度や人気が関係しているのかな?いつかこのカードにサインしてもらうのが夢です。


三浦参謀長(演:宮内洋さん)

階級は大佐。物理工学と考古学の権威でもありU.A.O.H.の創設者。冷静沈着で敵が化けた美女の催眠で赤と緑と青がメロメロになる中で参謀長も催眠をかけられるが「私ほどの古狸になると、どんな美しい女にも心を奪われる事はない!」と言う事で効かなかったり素手で戦闘員を倒す実力をもっている。下の名前は不明。


リキ/キングレンジャー(演:山口将司さん)

6人目の戦士で色はブラック。6億年前のバラノイアとの戦いで活躍した超古代人、宇宙へ取り逃がしたバラノイアの再来を予測し永い眠りについていたが復活。見た目は子供だが落ち着いている。同じく眠りについていたドリンのナイト故にオーレンジャーと常に行動しているとは限らない。当時の6人目の戦士は現在と扱い方が違うというか出番が少ないのが非常に勿体ない。

 

ガンマジン(演:神谷明さん)

ロボの様な風貌だがロボなのか生命体なのか、あまり多くは語られないので謎多き存在だが6億年以上前から存在する魔神。普段は小さなモアイ像の様な石像の状態でいて、そこに伝説の鍵を差し込み呪文を唱えると人型の魔人モードになり鍵を所有した者の願い事を叶えてくれる。真面目で戦闘力も高いが一度受けた願いを叶えるまでは取り消しがきかなかったり強引に叶えようとしたりなど融通が利かない面もある。身長は等身大から巨大化も出来る。結構印象的なキャラだったが改めて見返すと6話位しか登場してなかった事に驚き。

 

オーレンジャーの配信は本日まで次は次作カーレンジャーが配信されます。当時名前が似ているから「じゃあその次はキーレンジャーだな」と冗談を言ったのが懐かしい!さぁカーレンジャーのぶっ飛んだ世界観を皆で楽しみましょう!そしてオーレンジャーありがとう、オーレッ!