「ロボット110番」全話視聴感想 | 小田雅起のブログ『オダリンの○○』

「ロボット110番」全話視聴感想

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東映特撮 YouTube Officialで配信されていた「ロボット110番」全話視聴しました。

 

今作はこのビデオで紹介されていた部分的なシーンでしか見た事が無かったので新鮮な気持ちで視聴しました。

 

さて今回も私の感想を交えつつ今作を知らない方でも楽しんでもらえるように魅力や特徴を書いていき最終的に今作に興味を持ってもらえれば嬉しいです。

 

・ロボット110番とは

「がんばれ!!ロボコン」に続くロボットが主役のコメディ作品。ロボット博士(演:石森章太郎さん)が作ったロボット達が博士の新しい研究所を作るために仕事をしお金をかせぐためにRSC(ロボットサービスセンター)を設立。主人公のガンちゃんは「ガンガラファイト!」で一生懸命頑張るが失敗し色々壊しちゃって収入よりも毎週の電池代7000円込みで出費が多く赤字をだしミスターチーフから「バッテンパンチ」をくらってしまう。

 

・温かみのある人達

RSCはお金を払って中村家の庭を借りて設置されている。中村家のパパはママに頭が上がらない事もあるがいつも優しく、子供たちに真っすぐと向き合っているので心に響く台詞も多かったなぁ、神輿やサッカーのお話は印象的でした。ママはいつも厳しく特にガンちゃんの失敗に振りまわれる役回りでした。中村家のアケミちゃんと良夫くんはガンちゃんの事が大好きでガンちゃんが困っていたら力になってあげようと陰ながら支えてあげるエピソードも多かったですね。そして「何だ何だ?」が口癖の南田巡査ののんびりとした優しい人柄が好きです、そしてコミカルな演技とガンちゃんに振り回されてキレた演技も面白くて笑っちゃいました。1977年の今とは考え方が違ったり当時のゆったりとした温かみのある雰囲気も作品の魅力です。

 

・エピローグ

各話色々な人がガンちゃんと出会った事で考え方を改めたり心動かされるエピソードが多いが、その後はミスターチーフの収益計算と赤字を出したガンちゃんがバッテンパンチくらって目を回して話が終わるので、「あの人その後どうなったんだろう?」と気になる終わり方をしていたが途中からバッテンパンチの場面の後にその後のエピソードが加えられるようになったので、スッキリとほのぼのとした終わり方をするようになりました。

 

・バッテンパンチの場面のパターン

ガンちゃんが色々物を壊すので赤字をだし正面から飛んできたバッテンパンチをくらい吹っ飛んで目を回しながら「ガンガラパッパーヨ!」の台詞と共にシェーのようなポーズをとるのが基本のパターンだが、パンチの動きを読んだガンちゃんに対しいつもと違う方向からパンチが来たり、吹っ飛び方も何個かパターンがあったり、黒字を出してもチーフがいつのも癖でうっかりパンチを繰り出してしまったり、時々ケイくんが食らったり、南田巡査も巻き込まれたり、最終回ではついにヒロインロボのパールちゃんまでも食らったりと色々なパターンがあって面白かったなぁ、南田巡査に関しては予測してなかったから笑ってしまった。

 

・ありのままの自分でいい

ドジで失敗ばかりのガンちゃんは優秀なロボットのケイくんとの差を感じ最終回ではロボット博士に優秀なロボットへとアップデートしてもらおうと考えるが周囲の子供達から今のままのガンちゃんが好きでそのままでいてほしいという気持ちを知る。最終回以外でも不器用でも一生懸命なガンちゃんの人柄(ロボ柄?)に心を動かされるエピソード満載でした。アップデートではないけどガンちゃんのお腹のハッチの開く向きが途中から左右逆になったりケイくんに関しては頭部のデザインが急に変わったのは何でだろう?

 

ロボコンは2年半の放送に対し今作は37話で短いのは打ち切りだったのかなぁ?でも温かみのある作風は好きです。そんなガンちゃんの活躍が見れるのは明日まで、次は何が配信されるのかと思ったら20世紀最後に放送され永井大さんがレッドで出演したスーパー戦隊「未来戦隊タイムレンジャー」が配信されます、これは予測できんかった。