第40回全国都道府県対抗女子駅伝 | 小田雅起のブログ『オダリンの○○』

第40回全国都道府県対抗女子駅伝

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『皇后盃 第40回全国都道府県対抗女子駅伝競走大会』が開催されました。

 

広島開催の男子駅伝は2年連続での中止になりましたが京都開催の女子駅伝は2年ぶりの開催。42.195㎞を9人で繋いでいく大会も40回目の開催。世界で活躍した選手、次代を担う選手、そしてラストランの選手、優勝を狙うチーム、入賞を狙うチーム、過去最高タイムを狙うチーム、過去最高順位を狙うチームなどなど思いはそれぞれです。

 

1区6㎞

兵庫:田中希実選手(豊田自動織機TC)と石川:五島莉乃選手(資生堂)最初から抜け出したが積極的な走りをし早々に五島選手が田中選手を引き離しが18分39秒の区間記録に迫る18分41秒で区間賞。正直新記録が出たかと思いました。

 

2区4㎞

第1中継所は2位通過の兵庫が1位へ。しかしタイムで言えば福岡:柳楽あずみ選手(筑紫女学園高)が7人抜きで区間賞を取り順位も12位→5位。区間2位の記録で走った宮城:清水萌選手(ワコール) は1位兵庫との差を僅か2秒までに縮め第2中継所を2位で通過。逆に1区1位の石川は24位に、記録も区間47位と厳しい結果に。福岡の7人抜きも凄いが2区は5人抜き以上をしたのが9選手、10人抜き達成の選手もいます。

 

3区3㎞

ここは中学生が走る区間。ここでも兵庫が1位、先ほど2秒差まで詰めた宮城は順位を1つ落とし3位にタイム差も24秒に広がりました。先ほど5位の福岡は岡本彩希選手(曽根中)が区間賞を取り総合順位も2位で1位兵庫との差も3秒。実況でも言われていたが埼玉:赤羽優苗選手(東松山南中)の母親は08年北京五輪や世界陸上(09年ベルリン大会と11年大邱大会)の日本代表の赤羽有紀子さん。日本陸上界初のママさんランナーとしての日本代表として話題にもなったので赤ちゃんの頃の優苗選手の映像を目にした人も多いと思います。

 

4区4㎞

現在メディアが注目している群馬:不破聖衣来選手(拓殖大)が区間記録12分32秒を破る12分29秒の区間新記録樹立、13人抜きで9位へ。宮城:米澤奈々香選手(仙台育英高)も12分34秒で区間新記録はならなかったものの総合順位を1位にしました。

 

5区4.1075㎞

兵庫:道清愛紗選手(須磨学園高)が区間記録12分53秒に迫る12分57秒で区間賞、総合順位を3位→2位へ。総合順位は変わらず宮城が1位だがその差は4秒。それまで11位~15位にいた神奈川だが福嶋摩耶選手(城西大)が7人抜きをし7位へ、入賞争いに参戦。

 

6区4.0875㎞

5区に続き兵庫:石松愛朱加選手(須磨学園高)が区間賞、これにより総合順位も1位へ。

 

7区4㎞

過去最多17回の優勝をし2連覇を狙う地元京都はここまで1区9位→2区6位→3区7位→4区4位→5区4位→6区4位にいたが細谷愛子選手(立命館宇治高)が区間賞をとり2位へ、この日初めての3位以内。兵庫は区間20位のタイムで3位に落ち1位は再び宮城。

 

8区3㎞

ここも中学生が走る区間。福岡:川西みち選手(永犬丸中)が区間記録9分41秒を大きく更新する9分30秒の区間新記録樹立で5位→2位へ。更には京都:山田祐実選手(加茂川中)が9分42秒の好記録で遂に京都が1位に、2位福岡との差は8秒。

 

9区10㎞

京都:安藤友香選手(ワコール)がと福岡:木村友香選手(資生堂)の争いだが安藤選手が8秒差を更に引き離し京都が18回目の優勝を飾りました。優勝を逃した福岡ですがチームの最高記録を2分以上更新。4位で襷をもらった宮城は兵庫を抜き3位、こちらもチーム最高記録を樹立。区間賞は長崎:廣中璃梨佳選手(日本郵政グループ)で10位→5位へ入賞、廣中選手は1区と4区の記録保持者です。(ただし4区は今回不破聖衣来選手が更新)、そして6大会連続の区間賞達成。そして5区で入賞争いに加わった神奈川はその後順位を落とし福島と8位入賞の座を競っていたが最後は7秒差の9位で入賞ならず。

 

区間新記録が2名、新記録はならなかったもののそれに迫る記録を出した選手は多数、優勝した京都も大会記録2時間14分55秒に迫る2時間15分05秒でした。

 

この9区には陸上界で記憶にも記録にも残る結果と存在感福士加代子選手(ワコール)もいました、まだ月末にハーフマラソンを控えてますが1月で引退する福士選手にとって最後の都道府県対抗女子駅伝。福士選手についてまた後日書きますが、また1人陸上界から大きな存在が第一線から退いてしまうのは寂しいですね。

 

テレビでは福士選手の事が大きく取り上げられましたが他にも今日が最後の駅伝として臨んだ選手もいるでしょう。みんなみんなお疲れ様でした。

 

優秀選手

石川:五島莉乃選手(資生堂)、群馬:不破聖衣来選手(拓殖大)、京都:安藤友香選手(ワコール)

 

未来くん賞

宮城:米澤奈々香選手(仙台育英高)、福岡:川西みち選手(永犬丸中)