奇跡の絆『地球戦隊ファイブマン』全話視聴 | 小田雅起のブログ『オダリンの○○』

奇跡の絆『地球戦隊ファイブマン』全話視聴

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東映特撮 YouTube Officialで配信していたスーパー戦隊シリーズ第14作『地球戦隊ファイブマン』全話視聴完了。東映特撮 YouTube Officialで配信されるのは以外にも初なんだ。

 

スーパー戦隊初の5人兄妹で全員が小学校の教師、だから生徒や子供達と接する姿勢がみんなまっすぐでした。戦闘時のBGMが格好良かったし5人の得意の戦法も個性が出ていてよかった。初めて全話視聴したが意外にもコミカルな場面が多くて驚いた、26話は当時の最低視聴率を記録した回だが実際に見てみたらめっちゃ笑える内容でした。女戦士のマスクについているイヤリング?がいいですね。

 

1話目は他の作品と違うテイストで面白かった、後にファイブマンになる5人は子供の時に他の惑星で敵組織の襲撃にあって両親と離れ離れになって地球へ帰還。その後地球が襲撃される事を考え様々な装備を準備していた5人、1話目の最後の最後で変身後のファイブマンが登場し話が終わる。この段階では変身場面がないので誰が変身したのかは分からない(いや、まぁわかるけどね)。だから他の作品と違い初めて変身道具を手にして驚いたりする場面もない。男性戦士と女性戦士とで変身道具が違う理由も特に説明はない。

 

星川学 / ファイブレッド(演:藤敏也さん)

長男(第1子)で理科教師。父母にかわって弟と妹達を育ててきただけあって責任感が強く家族からの信頼も厚いまさにリーダータイプのレッド、しかしお化けが苦手でその時のリアクションも面白かった。兄妹達の面倒を見てきた際の悩みをかかえ、1人でこっそり高原に出かけ思い出の中の両親に相談する35話は印象的でこれによりまた兄妹達の絆が強くなった。本当に強い戦士でしたね。


星川健 / ファイブブルー(演:信達谷圭さん)

次男(第2子)で体育教師。37話で初登場した強化プロテクターのファイブテクター登場には欠かせないブルー、37話と登場が遅いのが勿体ないがこの回では巨大怪人をファイブテクターをつけ等身大のまま倒し驚いた、あと変身せずに怪人を倒した回もあったな。ブルーはメイン回が少なくてもっと活躍が見たかった、初のメイン回が⒒話目って今では考えられない遅さだ。でも21話の跳箱の話は好きです。

 

星川文矢 / ファイブブラック(演:小林良平さん)

三男(第5子)でイエローとは双子の姉弟で、国語教師。宇宙語を話した場面は驚いた、この設定はもっと他の話でも見たかった。双子のイエローとのコンビネーションはばっちり。夏ぐらいにイエローと同じ蛍光色の衣装に変わった、夏季限定かと思ったら最終回までその衣装だった個人的にはイエローと同じボーダーシャツと黒を中心とした方の衣装が好きだった。変身後のスーツのデザインは一番好きです。


星川数美 / ファイブピンク(演:宮田かずこさん)

長女(第3子)で、算数教師。失礼な話で子供の時に買ってもらったスーパー戦隊シリーズの超全集では老け顔に写ってしまった写真で紹介されていたのでそれで覚えてしまっていたが実際に配信を見たらとてもお美しい方でした。22話や41話の恋愛要素のある話は印象的だが32話の味方をも欺く作戦や7話の宇宙人の子供に算数の楽しさを伝える話も好きです。


星川レミ / ファイブイエロー(演:早瀬恵子さん/現:成嶋涼さん)

次女(第4子)でブラックとは双子の姉弟で、音楽教師。最初は緊張しているのか表情がかたい印象だったが次第に表情が柔らかくなりレミの可愛さの魅力に気付けました。とにかくメイン回が多かったのも印象的で3話連続メイン回なんて今では考えられん。演じる早瀬さんが倉田プロモーション所属なので生身のカンフーアクションが多くて格好良かった。

 

幼少期の5人を親にかわって育てたロボットのアーサーG6(声:松本梨香さん)、大事な存在、必殺武器に変形して途中武器としての出番は減るが終盤で久々に活躍を見せたのもよかった。一度壊れ子供に修理された事で今まで様子がかわりコミカルになり『おぼっちゃまくん』の「ともだちんこ」と言いだした場面は笑ってしまいました。一時的な出番だったが5くん人形も可愛くてよかった、特に女戦士の人形の声と動きが可愛い。

 

兄妹故の絆の強さやコンビ―ネーション戦法も作品の魅力だが長男レッドや長女ピンクは家事や家族の世話で悩みややりたいことを我慢し、末っ子のブラックやイエローは赤ちゃんの頃に両親と離れ離れになったので両親の顔を知らないことにコンプレックをもったり、次男ブルーも自分にも相手にも厳しくまっすぐな性格ゆえに喧嘩してしまったりと兄妹設定ならでは魅力でした。

 

敵組織も銀河の支配を企む『銀帝軍ゾーン』、既に999の星を滅ぼし地球を1000個目の星にしようと企む規模の組織、作中にもゾーンに滅ぼされた星の生き残りや壊滅させられる場面などが度々描かれる。終盤でのゾーンの真の実態が明かされた際の衝撃はすさまじいものがった。幹部のビリオン、ドルドラ、ザザはもう少し出番やスポットを当ててほしかった、特に初期はいるだけであまり目立っていなかった印象だ。銀河皇帝メドー様、子どもの頃のおぼろげな記憶だが母親がカチューシャをしておでこを出した際の状態を家ではメドー様と言っていた覚えがある。

 

OP曲で映るレッドとブルーが二人乗りするボートは何だったのだろうか、いつ登場するのか楽しみにしていたのにまさかの1回も登場せず、ボディーに『HOVERSTAR Ⅱ』とあるが『Ⅰ』も出てないぞ、でも全話で流れる不思議なボート。

 

1話目では5兄妹が幼い時に敵の襲撃を受け離れ離れになり消息不明だった父母、実は他の惑星で生きていた、作中では通信で互いの無事を確認しあい最終回で両親へ会いに宇宙へ行ったファイブマン、再会の場面は描かれていないがきっと感動の再会で甘えたり色々話して空白の時間をちょっとずつ埋めていくのでしょうね。

 

時は過ぎ20⒒年~12年放送の第35作目『海賊戦隊ゴーカイジャー』の終盤にイエローのレミが2度登場、特に最終回では音楽室にいる姿がありゴーカイジャー超全集にも『今でも教団に立ち、音楽を教えている』と書かれているのを読むと感慨深いものがありますね。

 

ファイブマンの配信も明日で終了、ブラック役の小林さんは自身のユーチューブで思い出などをアップしたりファイブマンの配信時にコメント欄にコメントをしたこともあった。ブルーの信達谷さんも自身のチャンネルで思い出を語り最終配信日の明日は敵味方入り混じって出演者が出演するライブ配信をする。作品愛いいですね。

 

さぁファイブマンの配信が終わったので次は次作の鳥人戦隊ジェットマンの配信開始!と言いたいところですが、既にファイブマンと被る形で配信が始まっています、現在9話と10話配信中、皆で見よう!ジェットージェットージェットマーン