Tokyo2020陸上最終日。8日目のまとめ | 小田雅起のブログ『オダリンの○○』

Tokyo2020陸上最終日。8日目のまとめ

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Tokyo2020陸上競技最終日、最終種目の男子マラソンも終わっていますが先ずは昨日の日本代表の大まかなまとめです。

 

女子マラソン決勝

前田穂南選手(天満屋)、鈴木亜由子選手(日本郵政グループ)、一山麻緒(ワコール)が出場。女子マラソンも開始時間が1時間早まりました。

 

3000m日本歴代10位、5000m日本歴代9位、10000m日本歴代7位、ハーフマラソン日本歴代6位の記録も持つ。マラソンの自己記録は日本歴代4位の記録だが国内レースでは日本歴代1位の記録になる。昨年の名古屋ウィメンズマラソンで先述日本歴代4位の記録で初優勝をし東京五輪出場権最後の座を手にし五輪初出場。(参考記事⇒ https://ameblo.jp/081-18004/entry-12662317040.html )

終始先頭集団の7位あたりについて走り続け終盤で離され9位になるも8位で入賞、五輪での入賞は17年ぶりでした。

 

暑さ対策と気合入れで髪を短くして臨んだ鈴木選手。5000m日本歴代10位、ハーフマラソン日本歴代4位、5000mは世界選手権と五輪出場経験もある。10000mも五輪日本代表で会ったがこちらは欠場。2018年の北海道マラソンでは初マラソン初優勝でMGC出場権を獲得し2019年のMGCでは2位になり東京五輪日本代表内定、五輪はリオ五輪に続き2大会連続出場。今大会は先頭集団の後方に位置し途中離されそうになり踏ん張りを見せるも19位でゴール。

 

前田選手は2017年に北海道マラソンで優勝しMGC(東京オリンピックの女子マラソン選考会)の出場権獲得、そして2019年MGCで優勝し東京五輪日本代表内定、五輪は初出場。序盤は先頭に出てレースを引っ張っていたが次第に先頭集団から遅れをとってしまい33位でゴール。

 

92年のバルセロナ五輪~04年アテネ五輪まで4大会連続メダルを獲得しマラソン大国と言われた日本、しかし04年アテネ五輪以降は入賞者も現れない(世界選手権ではいます)中で17年ぶりに一山選手が入賞を果たしました。マラソン大国復権に一歩前進。

 

女子10000m決勝

新谷仁美選手(積水化学)、廣中璃梨佳選手(日本郵政グループ)、安藤友香選手(ワコール)が出場

 

帽子がトレードマークの廣中選手は今大会は同種目と5000mに出場。5000mでは予選で自己記録を更新、決勝では16年ぶりに日本記録を更新し9位、しかし入賞には僅かに届かず。10000mでも序盤から先頭を走り途中順位を落とすも粘り強く走り7位に入賞。記録は日本歴代7位の自己記録31分11秒75を更新し歴代4位の31分00秒71を記録。今大会2種目計3レース全てで自己新記録をマークするほどの好調ぶりを見せました。

 

新谷選手は10000mとハーフマラソンの日本記録保持者。2014年に引退するも2018年に復帰、元800m日本記録保持者の横田真人コーチのサポートを受けトレーニングする。10000mでは昨年の日本選手権で日本記録を28秒45も更新する30分20秒44を記録し五輪代表内定。今大会は5000mでも出場資格はあったが今種目専念の為に辞退。

世界選手権など国際大会に複数回出場し五輪は12年ロンドン五輪以来2回目の出場。今大会最初こそ先頭争いをしていたが次第に遅れてしまい21位でゴール。自分にもかなり厳しく結果にこだわっていた印象のある新谷選手は悔しさのあまり涙を流しました。

 

安藤選手は2017年に初マラソンの日本人最高記録で日本歴代4位の記録を出す(この時の記録が現在の自己記録で現在は日本歴代5位、アジア歴代8位)、この時に独特のフォームが注目され『忍者走り』と称され話題になる。今回マラソンでの代表の座は獲得出来なかったが10000mで今年の日本選手権2位で参加標準記録を突破し五輪初出場。しかし序盤から先頭集団にはつけず22位でゴール。マラソンでの代表の姿もまた見たいですね。

 

昨日で国立競技場での戦いは全て終わりました。そしてTokyo2020最終日、