Tokyo2020陸上8日目。7日目のまとめ | 小田雅起のブログ『オダリンの○○』

Tokyo2020陸上8日目。7日目のまとめ

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Tokyo2020陸上競技8日目、先ずは昨日の日本代表の大まかなまとめです

 

女子4×100mリレー予選

青山華依選手(甲南大学)、兒玉芽生選手(福岡大学)、齋藤愛美選手(大阪成蹊大学)、鶴田玲美選手(南九州ファミリーマート)が出場(走順)

 

青山選手は100mの高校歴代4位タイ、ジュニアだと5位タイの記録を持ち2019年の日本選手権同種目3位。U20室内女子60mでは日本記録保持者。

 

兒玉選手は100m日本歴代3位、200mは7位の記録を持ち、20年と21年の日本選手権100m2連覇、200mでは19年と21年に日本選手権優勝、つまり21年は2連覇と2冠達成。

 

齋藤選手は200m日本歴代8位、同種目U20の日本記録保持者、100mはジュニアと高校歴代7位。今年の日本選手権100mと200m共に4位。

 

鶴田選手は200m日本歴代3位の記録を持ち20年の日本選手権200mで優勝、この時100mは2位だが同年の全日本実業団対抗陸上競技選手権大会では優勝。

 

5月の世界リレーで今大会と同じメンバーと走順で東京五輪の出場権を獲得。(結果4位)。1932年ロサンゼルス五輪、1964年東京五輪、2012年ロンドン五輪に続いて4回目の出場、4選手とも五輪は初出場。今大会は予選1組7着で予選敗退。目標としていた日本記録43秒39は超えられなかったが日本歴代2位の43秒44を記録。平均年齢20.6歳、まだまだ伸びしろがあるだけに今後の記録に期待したいです。

 

男子4×100mリレー予選

多田修平選手(住友電工、山縣亮太選手(セイコー)、桐生祥秀選手(日本生命)、小池祐貴選手(住友電工)が出場(走順)

日本チームは今種目は2008年北京五輪と2016年リオ五輪で銀。日本記録更新の期待もかかる。

 

多田選手の100m自己記録は10秒01だが今年の日本選手権では自己記録9秒台の選手に勝ち初優勝。五輪は初出場だがリレーは17年世界選手権銅、18年アジア大会金、19年世界選手権銅を獲得。

 

山縣選手は今年100mで9秒95の日本新記録樹立。リレーでは16年リオ五輪銀、18年アジア大会金を獲得。

 

桐生選手の100m自己記録は9秒98で日本人初の9秒台の偉業を達成。今大会個人種目での出場が無かったのでこのリレーで初出走。リレーでは16年リオ五輪銀、17年世界選手権銅、18年アジア大会金、19年世界選手権銅を獲得。今大会のメンバーでは唯一16年~19年の大会全て走り、その全てで3走を務める。

 

小池選手の100m自己記録も9秒98.日本選手権で200mを制し200mの出場権もあったが辞退。自身初のリレーでのメダル獲得を狙う。

 

今大会の予選は3着でゴールし着順で決勝進出。

 

男子20㎞競歩決勝

山西利和選手(愛知製鋼)、池田向希選手(旭化成)、高橋英輝選手(富士通)が出場

 

山西選手は2019年の世界選手権同種目で優勝し東京五輪の出場権を獲得。同種目日本歴代2位の記録を持ち今大会は銅メダルを獲得。

 

池田選手は日本歴代4位の記録を持ち2019年の世界選手権同種目6位。20年全日本競能美大会でも同種目で優勝し初の五輪出場権を獲得。今大会は銀メダルを見事獲得。最後のガッツポーズも印象的でした。

 

高橋選手は2大会連続出場、世界選手権も2度出場。日本歴代5位の記録を持ち15年~17年日本選手権3連覇。前回大会42位で今大会は調子が上がり切らず32位で前回大会のリベンジならず。

 

ついに東京オリンピック陸上競技でもメダリストが誕生しました池田選手、山西選手おめでとうございます。これにより(池田選手と山西選手のメダル獲得が決まった段階で)今大会のメダルの獲得数が43個で日本五輪史上最多のメダル獲得数になりました。ラスト3kmほどからスピードが上がり池田選手と、山西選手と優勝した選手の3人のデットヒートになり山西選手が遅れ、池田選手も最後は引き離されてしまいました。しかいメダルの獲得は心にグッとくるものがあります。

 

さあ本日は池田選手達に続いてほしい男子50km競歩と女子20km競歩。男子4×400mリレー予選、日本記録保持者北口選手の女子やり投決勝、日本記録を更新し続け先日日本人女子初の1500m3分台と初の決勝進出を決めた田中選手、メダル獲得候補の男子4×100mリレー決勝、見どころ満載です