Tokyo2020陸上6日目。5日目のまとめ

Tokyo2020陸上競技6日目、遅くなりましたが先ずは昨日の日本代表の大まかなまとめです

女子やり投予選

北口榛花選手が（ＪＡＬ）出場

日本記録保持者。2019年2月チェコに渡り練習を積む、帰国して5月に63ｍ58の日本歴代2位の記録をマーク、次の投擲で64m36の日本新記録樹。同年10月現在の自己記録66ｍ00を記録。今大会は1投目から62ｍ06が出たことに本人も驚きを隠せない様子でしたが3投目終了時点で予選B組4位で決勝進出。同種目日本人の決勝進出は前回の東京五輪以来57年ぶりの快挙。

男子200ｍ予選

サニブラウン・アブデル・ハキーム選手（TumbleweedTC）、山下潤選手（ＡＮＡ）と飯塚翔太選手（ミズノ）が出場。日本選手権で200ｍを制した小池選手が100ｍ専念の為に辞退、既に参加標準記録を突破していたサニブラウン選手とワールドランキングで飯塚選手と山下選手が選出。

20秒11日本歴代3位の記録を持ち五輪は3大会連続出場。200mのイメージが強いが100mで10秒08日本歴代10位タイの記録を持ち4×100ｍリレーでも活躍、前回のリオ五輪では銀メダル獲得に貢献。しかし今大会は自己記録を大きく下回る21秒02で準決勝進出ならず。

200m20秒08、100m9秒97共に日本歴代2位の記録。4×100ｍリレー37秒43日本記録保持者（アジア記録）のサニブラウン選手、世界選手権は3度出場するが五輪は初出場。200mでは2017の世界選手権で史上最年少の決勝進出で7位の実績があるがこちらも自己記録を大きく下回る21秒41で準決勝進出ならず、レース後のインタビューでもショックを隠せない様子でした。

U20世界選手権やユースオリンピックで活躍した山下選手も五輪は初出場。父は三段跳の日本記録保持者でソウル五輪とバルセロナ五輪出場、兄も三段跳びでリオ五輪出場。各組上位3着＋タイム上位3人に対し5着でゴールしたがタイムでは拾われず準決勝進出ならず。

男子110mH予選

泉谷駿介選手（順大４年）、金井大旺選手（ミズノ）、高山峻野選手（ゼンリン）が出場

2019年の世界選手権と同じメンバー（しかし泉谷選手のみ怪我のために世界選手権の予選を欠場）で全員が五輪は初出場。

女子ハードルの寺田選手が2019年～日本新記録を更新し続けて盛り上がっていますが、好記録が出て盛り上がっているのは女子だけではありません、今回出場の3人なんと全員が日本記録保持者の経験があります。

高山選手が2019年に13秒36の日本記録タイを出し同年にそこから立て続けに13秒30と13秒25と記録を更新(現自己記録)、今年4月29日に金井選手が13秒16の日本新記録達成、そこから2か月後の6月27日に泉谷選手が13秒06の日本新記録と共に日本人の12秒台が夢では無く現実になることを予感させてくれました。なので今大会出場の3選手は日本歴代3位までの記録保持です、更に書くと日本歴代4位、5位、6位、9位の選手の記録というのは2021年に出たものなので男子のハードル界も現在記録ラッシュで盛り上がりを見せてます。

日本歴代3位の記録を持つ高山選手は2019年の世界選手権準決勝進出。今年の日本選手権は万全な状態ではない状態ながら3位。今大会は途中体バランスを崩し6着で予選敗退。

今年の日本選手権で現日本記録を樹立した泉谷選手はセカンドベストを出し2着順で準決勝進出。

日本歴代2位の記録を持つ金井選手も着順で準決勝進出。東京五輪後は歯科医になるために学業に専念するため五輪への挑戦は今大会が最初で最後。

同種目準決勝進出は前回の東京五輪以来57年ぶりの快挙

男子5000ｍ予選

松枝博輝選手（富士通）と坂東悠汰選手（富士通）が出場。

共に富士通所属で五輪は初出場。

同種目2020年の日本選手権優勝、日本歴代7位の記録を持つ坂東選手は１組目に登場。しかし1組目特有のスローペースな入りと、スローペースからの終盤のペースアップでラスト1200m程から集団から遅れてしまい17着でフィニッシュ予選敗退。

松枝選手は同種目2017年と2019年の日本選手権で優勝。2019年の日本選手権では1500mは2位。今大会は力を温存するため敢えて後方についていたがラスト4周からのペースアップで切り替えが出来ずそのまま遅れてしまい持ち味の終盤のスピ－ドを見せれず18着でフィニッシュし予選敗退。

まさまかの100ｍに続き200mも全員が予選敗退、しかしまだリレーがあります。一方で前回の東京五輪以来の次のステージへの進出者が出ましたね。昨日は男子400ｍHの世界記録もでて盛り上がりました。

いまアップした段階で110ｍH準決勝が終わってしまっていますがお付き合いありがとうございます