Tokyo2020陸上5日目。4日目のまとめ | 小田雅起のブログ『オダリンの○○』

Tokyo2020陸上5日目。4日目のまとめ

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Tokyo2020陸上競技5日目、先ずは昨日の日本代表の大まかなまとめです

 

女子1500m予選

田中希実選手(豊田織機TC)と卜部蘭選手(積水化学)が出場

昨日女子3000m障害は今までに五輪に出場した選手が3人しかいないと書きましたが女子1500mはなんと0人でした、しかし今大会遂に約50年間阻んでいた壁を超える選手が現れました、しかも2人、両選手五輪初出場。

 

自己記録4分10秒52の日本歴代7位の記録をもつ卜部選手、積極的な走りを見せましたがラスト1周では転倒こそしなかったが接触もあり9着でゴールし準決勝進出ならず。しかし自己新記録4分7秒90(日本歴代3位)を出しました。今年の日本選手権では800mで優勝するも五輪の出場権は手に出来ませんでしたが次は2種目出場に期待をしたいです。因みに卜部選手は高校の陸上部の長距離ブロックの監督の娘さんです。

 

今大会5000m予選で自己記録を更新するも0秒38の差で決勝進出を逃した田中選手ですがこの1500mは昨年4分05秒27をだし同郷の先輩小林祐梨子さん(今大会NHKで解説をしています)が持っていた日本記録を更新、更には先月4分04秒08で記録更新、1500m予選でも先頭に立つ積極さを見せ4着でゴール、記録は4分02秒33の日本新記録を出しました、1か月経たないでまた記録更新。遂に日本女子選手の3分台も見えてきました。明日は準決勝、決勝進出には更なる記録が求められてきます。

 

男子走幅跳決勝

橋岡勇輝選手(富士通)が進出

2019年に同種目で8位に入り日本人初の世界選手権入賞を達成。今大会も既に日本人選手37年ぶりの決勝進出の活躍。3回目で7m97をマークし7位になり(8位以内に入ったので)4回目以降の試技への挑戦権を得ます、途中8位に順位を落とすも最終6回目で6位になり37年ぶりの入賞となりました、世界選手権に続きシニアの国際大会で立て続けに入賞しました。今種目も最後の最後までドラマがありました。因みにサッカー日本代表として今大会に出場している橋岡大樹選手は従兄弟。

 

男子3000m障害決勝

三浦龍司選手(順天堂大学)が進出

日本人49年ぶりの決勝進出。5月、6月、そして3日前の予選で立て続けに日本記録を更新。決勝でも先頭を走り積極的な走りをしたがラスト1周の時には10位に後退、しかしそこからラストスパートで7位でフィニッシュ。同種目では日本人五輪初の入賞の快挙を遂げました。まだ19歳なので今後更なる記録と結果に期待です。

 

女子5000m決勝

廣中璃梨佳選手(日本郵政グループ)が進出

帽子がトレードマークで日本歴代3位の記録を持つ廣中選手は予選で自己記録を更新する14分55秒87をマーク(自己新だが歴代3位は変わらず)。予選同様に決勝も序盤から先頭に出て積極的なレースを展開、最後は日本新記録となる14分52秒84で9着でゴール。あの福士選手の14分53秒22を16年ぶりに更新。しかしここで満足して気を緩めることは出来ませんなぜなら廣中選手にはまだ10000mのレースが残っているからです。

 

自己記録更新自体は嬉しいことだがそれでも勝てないというのは悔しいと思いますが今回書いた5名の選手は自己新記録や日本新記録に入賞と言うこの大舞台で力を出し切ったり結果を残すことが出来き凄いと思います。陸上競技最初のメダリストは誰か?今日も注目競技に注目選手多数登場!頑張ってください。