Tokyo2020陸上4日目。3日目のまとめ | 小田雅起のブログ『オダリンの○○』

Tokyo2020陸上4日目。3日目のまとめ

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Tokyo2020陸上競技4日目、既に競技は始まっていますが、先ずは昨日の日本代表の大まかなまとめです

 

女子3000m障害予選

山中柚乃選手(愛媛銀行)が出場。

参加標準記録が日本記録を上回る今種目は過去に五輪に出場した選手も2人しかいませんが今年の日本選手権で日本歴代2位にして大会新記録で制しワールドランキング40位として今大会の出場権を手にした山中選手。因みにこの時の日本選手権の2位と3位の選手は日本歴代5位と6位にランクインする程にハイレベルなレースでした。

 

今大会同じ組に世界記録保持者がいる中でスタート直後から前方に着くことができず10着でフィニッシュするも自己2番目の記録。目標にしていた日本記録更新はならなかったがを日本記録保持者の早狩選手が08年の北京五輪でだした日本人最高記録は更新しました。今回の経験が今後の成長につながることを期待します。

 

男子400m予選

ウォルシュ・ジュリアン選手(富士通)が出場。

日本歴代4位の記録を持ち、日本選手権は欠場するもワールドランキングで出場権を獲得し2回目の五輪出場。こちらも同じ組に世界記録保持者がいました(リオ五輪の金メダリスト)。着順で準決勝に進出できる3位争いをするも6着でフィニッシュ、タイムでも拾われず予選敗退。確定では無いが4×400mRでの活躍も楽しみです。

 

男子走高跳決勝

戸邉直人選手(JAL)が出場

先日の予選を突破し日本人49年ぶりの決勝進出。2m27を3回失敗し記録2m24。2m27をクリアした選手も10名ほどいたので入賞もならず。しかし初の五輪で決勝進出、試合後のインタビューでも「まだ引退は考えていない」と言われたので今後の活躍が楽しみです。そして決勝では金目メダリストが2人誕生するという珍しい結果も生まれました。

 

女子100mH準決勝

寺田明日香選手(ジャパンクリエイト)が出場。

高校時代IHで100mH3連覇、高校3年時には同種目と100mと4×100mリレーで3冠も達成し最優秀選手に選出。高校卒業後は日本選手権で同種目史上最年少での初優勝をしそこから3連覇をするなど輝かしい実績を持っていますが怪我で2013年に引退。その後は結婚、出産、7人制ラグビーの選手を経て2018年に陸上界へ復帰のニュースを見たときは本当に驚きました。

 

2019年よりレース復帰し8月には日本記録タイの13秒00を、9月には日本人初の13秒越え12秒97(画像はその時の記事です)、そして今年も12秒96、12秒87(同日12秒89も記録)とコンスタントに12秒台をだしているママさんハードーラー、今大会も12秒95で予選通過、五輪での同種目日本人最高記録を更新。

 

準決勝は1組6着13秒06で決勝進出は残念ながらならず。しかしながら子育てとの両立、競技復帰をするという事は相当な覚悟を持って復帰されたと思いますが更なる記録と更なる目標の達成が楽しみです。そして同種目準決勝3組で世界歴代7位タイの記録を持つジャスミン・カマチョ クイン選手(プリエトリコ)が12秒26のオリンピック記録を0秒09更新、世界歴代4位タイを出したがさすがに衝撃が走りました、決勝は本日。

 

男子400mH準決勝

山内大夢選手(早稲田大学)が出場

前半からいい流れで走っているように見えましたが6着でフニッシュ、4着までならタイムで拾われる可能性もあったのですがそれも叶わず準決勝敗退。今年5月に同じ国立競技場で現在の自己記録をだし参加標準記録を突破してきましたが、現在大学生まだまだ伸びしろもあるので更なる活躍が楽しみです。

 

昨日は男子100mの準決勝と決勝も行われましたがこちらも見ごたえたっぷりでしたね。本日もすでに凄い記録が出ています、この後の競技も楽しみです