陸上3日目。2日目のまとめ | 小田雅起のブログ『オダリンの○○』

陸上3日目。2日目のまとめ

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Tokyo2020陸上競技3日目。先ずは昨日の日本代表の大まかなまとめです

 

男子棒高跳予選

江島雅紀選手(富士通)、山本聖途選手(トヨタ自動車)が出場。

 

自己記録は日本歴代2位山本選手は13年の世界選手権では日本人史上最高順位の6位入賞、18年のアジア大会では金メダルと輝かしい結果を残し五輪はリオとロンドンに続いて3大会連続出場、しかし過去2大会は記録なしと言う苦い結果もあります。

 

江島選手の自己記録は日本歴代3位タイ、190cmで大柄の江島選手は五輪は初出場ですが18年にU20の世界選手権3位の実績があります。しかし両選手5m50は超えられず記録5m30で決勝進出ならず。

 

女子100mH予選

木村文子選手(エディオン)、青木益未選手(七十七銀行)、寺田明日香選手(ジャパンクリエイト)が出場

 

日本歴代7位の記録を持つ木村選手と日本歴代1位の記録を持つ寺田選手と青木選手。ここ数年国内男女のハードルは好記録が誕生し盛り上がっています。

 

2013年に陸上界を引退、その後は結婚、出産、7人制ラグビーの選手を経て2018年に陸上界復帰を発表。2019年から本格的にレース復帰し日本人初の13秒の壁を突破、以降もコンスタントに12秒台で走るママさんハードラー寺田選手は12秒95で予選通過、五輪での同種目日本人最高記録を更新しました。準決勝は本日です。

 

五輪は初出場の青木選手。高1のIHで100mを制した衝撃は今でも覚えています。その後はハードルでも活躍。近年レーニング法をかえたのか体つきが変わって以降好記録を出している印象があり、今年は同種目と60mHで日本記録保持者になりました、しかしその後は左ももを怪我してしまい、今回は万全な状態では臨めず予選敗退。

 

五輪は2大会ぶりの出場の木村選手も予選敗退。今シーズンで引退を表明していた木村選手、日本選手権で6回優勝、世界選手権やアジア大会にも出場、17年の世界選手権日本人初の準決勝進出の快挙を遂げました。レース後のインタビューにもありましたが国際大会では1人で出場したこともありました、それが今大会では3人出場するほどに日本のハードールのレベルが上がっています、長きにわたり日本代表として女子ハードル界をリードして活躍した木村選手の雄姿を決して忘れません。

 

男子走幅跳予選

城山正太郎選手(ゼンリン)、津波響樹選手(大塚製薬)、橋岡勇輝選手(富士通)が出場。3選手とも2019年の世界選手権に出場、五輪は初出場

 

自己記録は日本歴代2位の橋岡選手は1回目の跳躍で8m17を記録し予選通過設定記録を超えました。

 

2019年橋岡選手がだした当時の日本新記録8m32、しかし直後に城山選手は8m40を記録し日本記録保持者になります。この時は自己記録を39㎝更新しこの時の記録は現在も破られていません。そんな日本記録保持者の城山選手は7m70で予選敗退。

 

2019年に沖縄出身者で初めて陸上の世界選手権に出場したことでも話題になった津波選手の自己記録は日本歴代4位。今大会は7m61でこちらも予選通過ならず。

 

男子100m予選

山縣亮太選手(セイコー)、小池祐貴選手(住友電工)、多田修平選手(住友電工)が出場

 

陸上の花形種目にしてここ数年レベルがあがり陸上に詳しくない人でも選手の名前を知っているほどに注目度と話題性があります。

 

日本人初の9秒台候補の中にいながら長らく10秒00の壁や病気と怪我に苦しむも今年10秒の壁を突破し9秒95の日本新記録、五輪は3大会連続出場で今大会は日本選手団の主将にも抜擢。過去2大会はいずれも五輪の日本人最高記録を更新。フォームの美しさやピークのもって行き方や調整力に定評のある山縣選手ですが10秒15で予選敗退。

 

9秒98日本歴代3位タイの小池選手は200mは辞退し100mに照準を絞ってきまいたが10秒22で予選敗退。同じ組に10秒21で着順で準決勝進出者がいるので僅か0秒01の差に阻まれました。

 

10秒01日本歴代6位の多田選手は6月の日本選手権を制し代表の座を勝ち取りました。得意のロケットスタート、後半の失速を改善するためのトレーニングをしてきましたが10秒22で予選敗退。


3選手とも自分の走りが出来ないで終わってしまいました。次はリレーでの活躍に期待します。

 

今日は男子100mの決勝もあります