【考察】フランメの1番好きな魔法の意味
実は…めっちゃ深すぎるのかもしれない。
「花畑を出す魔法」の意味考察&
未来を生きる私たちに伝えたかった事の考察
フランメの花畑を出す魔法の考察
私の1番好きな魔法は花畑を出す魔法、
弟子のフリーレンに言うシーンと
師匠のゼーリエの回想シーンが印象的な
大魔法使い・ 大昔の英雄 と讃えられるフランメ
花畑を、花を楽しめる世界 を願った …?
葬送のフリーレンの世界観は 移動手段ベースで考えると 中世~中世後期のヨーロッパに近いかと思われます。 (建築物や食べ物、衣装 装飾品は近代に近いものもありますが、魔法がある世界なんで…)
ヒンメル達による魔王討伐後には 平和な世界がもたらされたと表現が度々され、討伐後やフリーレンの新たな旅で訪れる街や村には小さな花や花を飾っている場面が随所にあります。
ヒンメルの討伐の旅でも花や花畑のシーンはありますが、魔族や外敵から街や村を守る頑丈な城壁や柵が目立ちます。
魔王の脅威や魔族を討伐したことで人々は 花を咲かせる・花を飾る事ができる平和な世界が始まった
そんな考察もできるように思います。
2024年の日本で例えるなら、1000年以上前の日本は平安末期から鎌倉時代頃。その時代においては 飢饉に疫病、戦乱。
目には見えない恐怖に祈祷やお祓いが対抗策として使われていた時代、人と人が争い殺し合う時代。
そんな時代を生きていた人にとっては 花で飢えを凌げることもなく、花で病を癒せることもなく、花が武器になることもなく。
日常的に花を楽しむ、それはごくごく一部の限られた身分の人や場所、時間においての贅沢だったのでしょう。
平安時代のひと握りの貴族たちは 毎年寒さ暑さに耐えて、咲かせる花の生命力や神秘さに敬意と畏怖を抱くと共に花の美しさを歌や物語、工芸品に形を残しました。だからこそ、1000年の時を経ても 花を美しいと思える技術や工芸品が伝え続けられ、未来まで繋がって来たのかもしれません。
【あなたが 最近で花を見て
感動したのは いつですか?】
そして、現代の地球でも同じように争いは続く…。
平和で穏やかな現代でも人は 忙しい毎日の日々で
花を見て楽しむことは難しいときもある。
フランメはフリーレンを育てるだけでなく、
帝国に働きかけ 人間が魔法を使い、育成する仕組みを作りました。
察するに、その日々は現代人同様に忙しく、面倒な人間関係や面倒な仕事などに振り回されたり、
『誰しもが魔法を使える世の中を作る』という大切な願いと目的のためとはいえ、変化を恐れる・新たな技術や力を恐れる人間社会の性質上では、 決して平穏な道のりでは無かったでしょう。
だからこそ、 花を美しいと思える時間を大切な存在だと思えたのでしょう。
花畑を出す魔法こそがフランメ自身が魔法を楽しいと思い 大魔法使いと呼ばれるほどに鍛錬を積むきっかけであり、
『誰しもが魔法を使える世の中を作る』願うきっかけでもあり、 飢えにも争いにも恐れずに花を美しいと平和に過ごせる世界を願ったのでしょう。
そして そんな未来を次世代へと繋ぐことを託したのが弟子のフリーレンと師匠のゼーリエでした。
長命かつ才能に溢れたエルフの魔法使いである2人へ
人々の平和な世界と 人間の魔法使いの育成を託したのです。
そして もう1つの意味の考察も……
それが原作とアニメでのあの人の行動と言葉に繋がったのかも……
パート2へ続きます。