銀色=シルバーエイジ(65歳から)

銀色ボッチな死別未亡人の私

 

レトロな登山記録=

『日本アルプスの登山と探検』ウォルター・ウエストン著

1890年代に書かれた山岳書。

 

今こんな本を読んでいる。

 

きっかけは

テレビで上高地帝国ホテルの番組が放送された時の

このウエストンの登山記録から引用された文章に惹かれたこと。

つい絶版の岩波文庫をAmazonで購入してしまった。

 

登山記録なんて、

山岳小説にすら興味が無かった私が!

一生読むこともないと思っていたのに

まったく何がどう変わるかわからない(笑)。

 

白人目線な記述がところどころ気になるが

まあまあ面白い。

まだ目的の文脈には辿り着けていない。

 

私に登山は無理だけど

今は自然にいちばん憧れる。

八ヶ岳南麓に一人で移住した

私と同世代の女性ユーチューバーさんの

動画をずっと追ってるんだけど

(猫を9匹も飼ってね。今は8匹)

その手つかずの自然の美しさといったらないし、

物も情報も娯楽も

すべてが目まぐるしく消費ベースな都市型生活には無い

ゆったりとした時間の流れがいい。

見渡す限り光と緑、澄み渡る空気。

真冬の大雪や

秋の山全体が燃えるような紅葉もいいよね。

 

あの車中泊も平気で旅する自由人さんも

今頃、どこかの大自然に浸っているのかなぁ。

ブログは一旦撤収ということだった。

お仕事に忙しいのかも。

お金を貯めて次の旅に出たいとブログにあった。

 

いくつになっても

学生みたいな

青臭い話の出来る人がわりと好きで

ブロガーさんたちのなかに

時々そういう記事を見つけると

なんだか安心する。

 

私はただの遊び人だけど

楽しく生きないと

天国の夫が悲しむし、

天国二階の父と母も悲しむし

天国の三階の

祖父母も悲しむと思うから

 

ドツボの日にも

新しい興味や

新しい本と出合ったりすると

すぐ復活。

 

今日はずーっと『日本アルプスの登山と探検』

を読み耽って、

紅茶を三杯も飲んだ。

淡々と描かれているが色んなことがわかる。

日本はまだ人力車の時代だというのに

軽井沢では、当時もう旨いパンを売っていたらしい!

普通に熊猟師がいたのだとか。

距離や標高がマイルとフィート表記なのだが

どうせ翻訳するなら

キロとメートルに書き換えてほしかった。

「絵のように美しい渓谷の入り口」って

どんなだか想像ができる、いいなぁ。

 

読書の合い間、

トイレとキッチンと廊下の掃除をした。

 

だけど

登山にだけは目覚めたくない。

山登りだけはイケナイ。

どんなに景色が良くても。

どんなに

空と樹々が

ただ美しいと言うだけで

幸福だと感じられたとしても。

 

それと

今更ゆめゆめ移住計画などに

興味を持ちませんように、私!

 

という不安を自分にいだきつつ

夕飯。

アサリと筍のスパゲティーを作った。

旨し!

アサリとニンニクとバターの組み合わせは

いつも簡単で美味しいな。

久々にワインを少し飲む。

 

 

 

 読んでくれてありがとう白ワイン赤薔薇